three2four

 

日常の出来事など含めて気ままに綴っています

 

2015.12.31 10:45

2015-12-31

 

リビングの一角にある仕事スペース。お客様とメールのやり取りをして、出来たモノの写真を撮り梱包して、今年もここからたくさんのモノが旅立って行きました。こうしてまた一年の終わりを迎えられたことをとてもありがたく思っています。今年を振り返ると、いや振り返るまでもないんですが一番の出来事は人生初の骨折、入院、手術でした。6月頭から3ヶ月近く製作が出来ず、最初の頃はこのまま職人復帰できなかったら就職活動だるいなとかボンヤリ考えていました。ただ、実は結果としては良かったんです。それまで息つく暇もなく縫いまくってきた為に突っ込みきれていなかった部分をしっかりと考察して技術的な進歩を遂げられた。そして食事をして散歩をして音楽を聞き映画をみて本を読んで、そんな生活がつまらないということもわかりました。手術やリハビリが非常にうまくいったお陰で8月の末には製作が出来るまでに回復し、またひたすら縫いまくる日々の始まり。つくるたびに新しい扉が開いていき、信頼できる仲間もいつの間にか増えていた。社会的になんの後ろ盾もない僕を信用して注文を下さるお客様がいること、それに応えるべく自分のベストを尽くしてきたからだと思います。そんな感じでこれからも一つ一つやっていきたいですね。今後ともお付き合いの程よろしくお願いします。今年もありがとうございました。

 

LOF 黒桟 Black x Purple

2015-12-30

 

表は黒桟で裏張りは紫です。イベントによく顔を出して下さるお客様で、先日お預かりしたペンにあわせて中のペンホルダーを製作しています。この手の太いペンは自分で使ったことがなかったのですが、握った時の馴染みが良くてとても使いやすいものなんですね。留め具は表に出っ張りが出来ず、開け閉めの容易なマグネットボタン仕様です。「中のピッグスエードの紫色なかなかいいです。ペンもしっかり収納されていてピッタリでした。」ご注文ありがとうございました。

 

LOF 黒桟 Black x Red

2015-12-28

 

普段からコンスタントに出る商品ですが年末年始は手帳系のご注文が増えますね。表革は黒桟の一枚革を赤のスウェードで裏張り、内装は黒桟とペンホルダにやはり赤の牛革を用いています。黒と赤のコントラストは王道でやっぱりハマってます。「とても素晴らしくて感動です!!ありがとうございました。大切につかわせていただきます。」 一日の始まり、LOFを開いたときに赤が気持ちのスイッチを入れてくれるといいなと思います。ご注文ありがとうございました。

 

Galuchat wood coaster -three2four x 工房般若-

2015-12-26

 

夏のイベントWaterBlueで知り合った木工作家の般若さん(本名です)の力を借りて、木にガルーシャを嵌め込んだコースターを製作しました。真ん中の部分にコルクを入れたコースターを見かけて、ガルーシャに置き換えたら面白いものになるはずと思ったのがきっかけです。見たこともないものは敬遠されることが多いですが、こういうものを作りたいと相談したところ般若さんは2つ返事でOK。結果は一発目にも関わらず素晴らしい仕上がりで、大喜びしたのを覚えています。これからカシューという漆系の塗料で仕上げて耐水性を持たせる予定です。

 

DOUZE 新喜コードバン red x brown + gold

2015-12-25

 

焦るとロクなことがありません。本当はカード入れのPALMをご注文頂いており革を用意していたのですが、ナゼかDOUZE用に荒裁ちしてしまいました。後戻りは出来ないので差し上げようと製作。お渡ししたら「経費もかかってるからと」お支払い頂いてしまいありがたいやら申し訳ないやら。同じ革を直ぐに手配したのですが、今はコードバンが不足しており入荷は来年の2月。お待たせして申し訳ありません。

 

CLIP 新喜コードバン red x brown + gold

2015-12-23

 

以前スーツをお願いした仕立て屋さんからご注文を頂きました。ご自身のテーマカラーだそうで車も赤。似合うものをイメージして素材合わせを考えました。表革は新喜コードバンの赤で、裏張りは焦げ茶のアメ豚。赤のステッチが焦げ茶に映えます。金具は赤と焦げ茶に似合うゴールドに。ご職業柄もあり非常に個性的で洒落たスーツの着こなしをされているので、これくらいやっても違和感がないというか寧ろハマっています。直接お会いして納品したのですが、ものづくりの話が尽きずまだまだ話し足りない思いを残しながらお別れしました。ご注文ありがとうございました。また僕も何かオーダーさせて頂きたいと思います。

 

CLIP 黒桟 black x navy

2015-12-21

 

宇都宮ユニオン通りのマルシン靴店さんでたまたまお会いしたお客様と、その場で細かい仕様の打ち合わせをしたCLIPが完成しました。表革は黒桟の黒、内装はネイビーのブライドル、マチと裏張りが黒のアメ豚、札押さえはパイソンで裏張りした黒桟です。マネークリップ横の縫製のみ黒糸とし青糸は外周のみにしています。さり気ないけどなかなか拘った仕様です。ご注文ありがとうございました。年明け1/3の午後にマルシン靴店さんで初縫いのデモをさせて頂きます。お時間のある方は散歩がてら是非いらしてください。

 

LIZ -オレンジ x 焦げ茶-

2015-12-19

 

常連のお客様からのご注文。おばあ様へのプレゼントだそうです。以前にもご友人へのプレゼントを製作させて頂きました。若いのになんていい子なんだぁ。そしてこれを持つおばあ様も素敵ですね。鮮やかなオレンジのリザードと内装の牛革、ポケットには黒桟を入れてやはりオレンジのステッチを効かせています。ご要望で内装壁面にポケットを増設。ループ引手は指を入れ引きやすく、裏張りは黒桟なので手触りも心地よいです。いつもありがとうございます。

 

KeyCase -whisky cordvan-

2015-12-18

 

最初に横マチタイプのトートを製作させて頂いたお客様からのご注文。スナップのついたキーケースです。表革は分厚いウィスキーの一枚革。金具周りは引っ張り強度の高いブライドルレザー。金具はウィスキーと共にエージングを味わえる真鍮製です。金具裏のおさえには小さい面積ながらロシアンを入れてみました。「イメージ通りの素晴らしい色合いです!アンティーク調の金具とウィスキーがバッチリです!フックも頑丈なのでベルトループに付けても大丈夫そうですね。エイジングが楽しみです。」 遠方のお客様ですがお付き合いが続いているのは嬉しいですね。素材の良さをたっぷりと味わってください。

 

Change 1st SWITCH

2015-12-16

 

2年以上前に製作したSWITCHの1st作。地元企業の社長さんがお任せのご注文をくださりSWITCHは誕生しました。お預かりした時に丁寧に使って頂いているのがわかりました。今回は札入れの仕様変更です(※この対応は無償で行いますのでご希望の方はご連絡ください)。機能アップし、コバも磨き直して直接お渡ししました。オーナーと共にまた新たなストーリーを刻んでいくことでしょう。

 

ENLIGHTMENTの御礼

2015-12-14

 

お陰様で無事にイベントを終えることが出来ました。緩やかなスタートでしたが最後までお客様が途切れることもなく、商品の説明、販売をしながらお客様と一緒に軽くシャンパンを飲みとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。ご購入頂いたお客様はじめ、ご来場下さった皆様、関係者の方々に心より御礼申し上げます。今年も残すところあと2週間あまり。今日からまた製作に励みます。

 

ENLIGHTMENT

2015-12-12

 

とうとう本日です。ENLIGHTMENTおよび参加ブランドの記事をSTYLER MAGさんに掲載(コチラ)して頂きました。心配した天気も良いようです。商品を手に取って頂ける機会。是非ご自身の目で確認してみてください。恵比寿でお待ちしております。

 

シャンパンとコードバン

2015-12-11

 

ENLIGHTMENTで飲み物もサービスで出しちゃおうかと話をしていたら、そこまでやりますかというものを7senseさんが用意してくれました。美味しいやつらしいです。あと金粉入りのとかもあるそうで。今回のイベントは商品を買って帰るだけではなく、ご来場された方同士で革談義に華が咲いたりしたら面白いかなと思っているんです。もう一つ用意したのはシェルコードバンのパッチ。クリスマスらしくトナカイの刻印を押しました。これも無料で差し上げます。シェルコードバンの小物や靴をたくさんお持ちの方でも、クリームなどを試すパッチを持っている方は少ないだろうと。クリームや傷の補修などを気軽に試せるパッチはなかなか使えるもんです。

 

three2four mix vol.1 & 2

2015-12-10

 

音楽関係の仕事をしていた友人にイメージを伝えてmixしてもらいました。mix1は米国の黒人の超マイナーレーベル「museレコード」の音源のみで構成されているそうです。何とかっていう技法で曲の間もちゃんと繋がってる(凄)。シンプルな曲ばかりですが非常に聴き応えがあり、流れも良いのでとっても気に入ってます。ありがとう。mix2はキラキラ感のある方に寄せてもらいました(意味不明でスミマセン、、)。イベントではこのthree2four mixをかけたいなと思います。

 

Clayton cordvan

2015-12-09

 

ENLIGHTMENT出品アイテム紹介です。ブライドルレザーの老舗クレイトン社が鞣すコードバン。2013年のリリース早々にzinryuさんが英国から直接買い付けたもので、現在代理店経由で入手出来るシェルと比べるとかなり大判で非常に目が詰まった良品です。このエンジとネイビーが非常に英国らしい。コバと糸は黒にしてかっちりとした雰囲気に仕立て、金具を金にすることで華やかさをプラスしています。英国的な威厳を感じさせるコンケーブショルダーのスーツに良く似合いそうですね。

 

Full Whisky + Russian

2015-12-08

 

ENLIGHTMENT出品アイテム紹介です。表革から内装、裏張りに至るまでウィスキーコードバンを使用したマネークリップ。カード入れにHorweenロゴを入れ、札押はロシアンカーフを用いた非常に贅沢で希少なひと品です。コインケースPOCKETはウィスキーの他に王道の#8、幻の#4に加えてダークコニャックまでご用意しています。

 

LIZ colors

2015-12-07

 

いよいよ今週末に迫りました革製品3ブランド(three2four/7sense/Galuchattail)のX'mas販売会 ENLIGHTMENT。写真は極薄LジップのLIZです。小銭まで入る財布としては極めて薄く、かつ非常に開放感のある使い勝手を実現したものです。動画はコチラ。長さも17.5cmとコンパクトでスーツの内ポケットにスッキリと納まります。

 

Croc Porosasu Whole Bespoke #6 Apple pencil

2015-12-05

 

先日発売されたばかりのApple Pencilはかなり細長いペンです。これをクロコで革巻することで太さを増してグリップ性能を上げました。クロコは快適な握り心地を提供すると共に、そのデザイン性で心も満たしてくれます。何故かボタンの受けが付いています。転がり防止という単体での機能的な意味もありますが、実はこのオーダーには続きがあるのです。ちょっと先になりますがこのペンを収納するアイテムも製作予定。「大切に使わせていただいています。特にSWITCHに関しては、使用頻度が高いのですが、使うたびに使い勝手の良さに感動してます。 」 ご注文ありがとうございました。

 

Croc Porosasu Whole Bespoke #5 SWITCH

2015-12-04

 

仕切りの様なカード入れはページをめくるように動くため見やすく取り出しやすい。コインケースは開閉が容易なマグネットで、開くことで底が浮かび上がりコインが倒れて正面に並びます。紙幣ポケットは大きく開きながらも紙幣が折れることがありません。動画はコチラ。 これらの機能を素早く切り替えられることを主眼に置いて開発したのがSWTICHです。「動画で拝見していたので、機能性に関しては理解していたつもりでいましたが、実際に手に取ってみると、本当に機能性とデザインの両立を考えた設計になっていると改めて感じました。また、縫製やコバの仕上げもきれいで「ビシッと」仕上がってます! 」

 

Croc Porosasu Whole Bespoke #4 PEN single

2015-12-03

 

柔軟性とクッション性に富んだクロコの脇腹を用いた一本挿しのペンケース。お気に入りの一本を入れておくのに良いですね。ぐにゃっと曲げてペンを取り出します。動画はコチラ。 裏張りのスウェードと縫糸は青です。

 

Croc Porosasu Whole Bespoke #3 KEYCASE plus

2015-12-02

 

従来から作ってきたキーケースにコインケースとカード入れを追加したものです。コインケースのマチはアメ豚を貼り合わせたものを使用しているので非常に薄く強い。多重に折り込んでいるためケースが大きく開き、コンパクトで大容量。裏のカード入れは丸いカットを入れて取り出しやすいようにしてあります。動画はコチラ。 裏張りのアメ豚と内装のブライドルは焦げ茶でグリーンの糸を通しました。

 

Croc Porosasu Whole Bespoke #2 TISSUE CASE

2015-12-01

 

こちらは尻尾の付け根からセンターを切り出しています。裏張りのスウェードと縫糸は青で合わせています。黒と青もやはり好きな色合わせ。ちなみに、革の切り出しは生きていた時の形と製品にしたときに革を丸める向きを合わせています。そうしておくと革が自然に曲がるためです。

 

Croc Porosasu Whole Bespoke #1 TISSUE CASE

2015-11-30

 

世界一豪華なティッシュケース?なんと胴体のセンターから切り出しています。ここまで贅沢な使い方は1頭ビスポークじゃないと出来ませんね。裏張りのスウェードと縫糸はグリーンで合わせています。

 

Croc Porosasu Whole Bespoke #0

2015-11-29

 

遂に来ました。スモールクロコ一頭を使ったビスポークのご注文。脇腹の部分に穴があり、革の等級が下がっていた個体を格安で入手出来たのは非常に幸運でした。小物の場合は穴を避ければ良いだけなので問題ありません。明日から内容ご紹介していきたいと思います。

 

Elephant CLUTCH -A4 size- #2

2015-11-28

 

技術開発に加えて頭を悩ませたのが鍵の収納でした。ポイントとして考えたのは以下の3点。1 バッグと鍵を一緒にしておきたい、2 普段バッグを使うのに鍵が邪魔にならないように、3 鍵を使うときはフリー(紐が付いていない状態)で使えるように。キーホルダーの表はしっかりした革(ブライドル)で内側はスウェードなので、鍵をグッと挿し込むことで固定されます。その状態でハミ出す鍵の頭を含めて全体がしずく型になるようにデザインしました。「凄い存在感なのに、持つとしっくりきます。エレファントと錠前の雰囲気や内側の赤もいい感じです。」 ご注文は常連のお客様。また新たな引き出しを増やすことが出来ました。いつもありがとうございます。

 

Elephant CLUTCH -A4 size- #1

2015-11-27

 

A4サイズのクラッチをエレファントで製作しました。表革は蓋まで全て繋がった一枚革なので、33cm程度の幅で60cm近くの長さが必要となってくる贅沢なひと品です。今回は初めて錠前を使用しました。そのかっちりとした雰囲気を和らげるためにフタの形状は緩やかなカーブにしています。狙った曲線をきっちりと設計できるようになったこと、そして錠前を使えるようになったことは技術的に大きな収穫でした。

 

VIEW crocodile x bridle #2

2015-11-26

 

左側の札押えとカード入れは一体型で、とご指定を頂きました。お客様が拘りをお持ちの仕様なのでこちらも何かアイディアをと考えたのがコレ。下部のカード入れの部分はウロコの形状をそのまま活かせる部位を切り出し。上部の札押さえは台形にすることで札を差し込みやすいようにしています。VIEWの大きな特徴は2部屋のボックスコインケースです。下の小さな部屋に1円、5円を入れておくと支払いの時に1の位が直ぐに分かるので非常に快適。支払いが楽なので、小銭が溜まりにくいという効果もあるのです。「かなりカッコよく仕上がっていてとても満足しています。」 ご注文ありがとうございました。商品が到着した日はなんとお客様の誕生日だったそうで、これもまた嬉しい偶然でした。

 

VIEW crocodile x bridle #1

2015-11-25

 

久しぶりに製作したミドルウォレットVIEW。製作を始めた頃に初めて自分で開発したオリジナルパターンです。左側にマネークリップとカード入れ、右側にはw-boxのコインケースがあり、一覧性があることからVIEWと名付けました。今回のオーダーでは表革をクロコ(黒)、内装をブライドル(チョコ)で製作させて頂きました。

 

友人の結婚式

2015-11-23

 

もう何年も出席していなかったんですが、きのう友人の結婚式に参加させて頂きました。朝7:30に宇都宮駅に集まり、バスで1時間半かけて那須にある森の中の協会に。最初は遠いなと思ってましたが着いみたら素敵な場所でした。いい夫婦(11-22)ナンバーのロンドンタクシーが雰囲気を盛り上げてくれます。普段はすっかり忘れている誓いの言葉「病めるときも健やかなる時も助け慈しみ、、、、、」久しぶりに聞いてハッとしましたね。皆が純粋な祝福の気持ちを持って集まる結婚式は大好きです。僕はネイビーのスーツに白シャツと赤の時計ベルトで紅白にして祝福の意を表しました。スーツは袖のかがり糸を先端だけ赤にして時計ベルトでそれを拾っています。

 

ENLIGHTMENT -X'mas販売会 12/12 13:00-18:00 @恵比寿ZAVA

2015-11-21

 

革製品3ブランド(three2four/7sense/Galuchattail)でX'mas販売会を開催させて頂くことになりました。会場は昔から好きな街、恵比寿のGallely ZAVAさんで、日時は12/12 13:00-18:00です。フライヤーはコチラ。ENLIGHTMENTの意味は 光明、開化、啓蒙 など。僕の中では光が差して景色が変わっていく様なイメージの単語です。クリスマスに染まった街に出て、ご自身へのクリスマスプレゼントを探してみませんか。

 

東京出張

2015-11-19

 

17、18日と都内に出張していました。主目的はエキゾチックレザー研修の参加すること。革を仕事にしている人なら参加出来て、立派なテキストも貰えるんですがなんと無料。毎年開催されているようです。(詳細はコチラ)。午前中はシューケア用品のR&Dさんを訪問し、自分が製作した財布の説明などをたっぷりとさせて頂きました。あまりにも反応良く聞いてくださって(笑)。もしかしたらこれから何か一緒に作ったり出来るかも。翌日は午前中に革の仕入れを済ませてから、ゼンマイワークスさんにお伺いしました。個性的な時計のカスタムを生業とされていて、応接には面白いものが沢山ならんでおり興味津々。拘りの世界は面白いですね。

 

KEYCASE 黒桟 x RED

2015-11-17

 

財布の仕様変更と合わせてご注文頂いたキーケース。黒桟、スウェード、赤で財布と揃いの仕様にしてあります。「予想以上のかっこよさにびっくりしました!!カシューも見て惚れ惚れしました。これで財布を取り出すとき、鍵を取り出すときがとても楽しみになりました。」 ありがとうございます。黒と赤の組み合わせは定番だけどやっぱりかっこいいですね。カシューで刻印の溝を埋めてベースカラーとマッチさせる手法は結構使えそうです。

 

SWITCH 仕様変更 蓋裏と札入れ

2015-11-16

 

以前製作したモデルの仕様変更です。札入れは大きく開くように仕様を改善。蓋裏は鮮やかな赤の牛革で腰のある元厚のアメ豚を挟み込んで剛性を出しています。アメ豚は金具裏の部分をくり抜いて表側に出るアタリを低減。筆記体の刻印は漆黒のカシューで埋めることでベースカラーである黒との調和をとっています。お客様が蓋裏が赤で唐突な感じがしないか気にされていたのでやってみたのですが、漆黒のカシューは糸との相性も良くうまいことはまってくれたと思います。

 

Shoehorn with Silver925 engraved by TETORI

2015-11-14

 

先日クロコのマネークリップを購入頂いたお客様からオーダー頂きました。シューホーンはマネークリップと同じクロコから切り出し。そして金具はSilver925にTETORIさんが彫りを施したものです。前回よりも更にパワーアップした恐ろしく精緻な彫りが全面にビッシリ。その繊細な線のディテールまでクッキリと強調するのが漆黒のカシュー仕上げです(詳細はコチラ)。出荷を一日遅らせて発送前夜にこれを眺めながら酒を飲んでました。スミマセン。でもずっと眺めていたくなる魔力?を持ったひと品。「実物は凝縮感というか凄い存在感ですね。また唯一無二の宝物が増えました。」 ご注文から製作まで関わった3人の熱量がアイテムから発せられるオーラとなって現れています。

 

シューホーンのサイズ

2015-11-13

 

いままで製作してきたシューホーンのサイズは左写真の下で8.5x4cm(金具含まず)。少し大きめのものが欲しいという声を頂き10x4cm(金具含まず)も作りました。僕はキーホルダーとして小さい方を使っています。携帯性の高い靴ベラはやっぱり便利です。

 

量か質か

2015-11-11

 

友人が屋内バーベキューと呼んでいる近所の飲み屋さん。炭火で肉や魚を自分で焼いて食べるスタイルで、メチャクチャ煙いんですがいつもお客さんで一杯。量と質がバランスするポイントを見つけることが大事なのだと思います。質が伴わなければ量の展開も長続きしませんが、量がなければ質を追いかける体力を維持することも出来ません。

 

時計ベルト リザードx黒桟

2015-11-09

 

自分用に製作した時計ベルトです。表は薄くて強いリザード。裏は黒桟を使うことでさらっとした肌触りになります。赤と焦げ茶のコントラストに金具の金が良く合います。時計ベルトは1本を使い続けると痛みが早いですが、根元のボタンの様なものを爪で引っ掛けて簡単に交換が可能です(動画はコチラ)。

 

Silver925ジップ引手 TETORI

2015-11-07

 

先日製作したシステム財布 DFIN。silver925の引手にTETORIさんが彫りをいれたものに交換しました。出来るだけ圧縮した地金から削り出した一体成型で強度を確保しています。裏面にも細かい彫りがびっしりと入っています。

 

クロコ脇腹一本挿ペンケース

2015-11-05

 

柔軟性とクッション性に富んだクロコの脇腹。屈曲部には斑の細かい部位を使用。裏張りにピッグスウェードを施し、お気に入りの一本をしっかりと優しく保護してくれます。初めて製作したアイテムですが、イベント当日ゼンマイワークスS様(ブログはコチラ)にご購入頂きました。「肉厚ながらも柔らかいので、『ちょっと小さいのでは?』そう思えるサイドの開口部から問題無くペンの出し入れできます。 この上なくシンプルな構造なのに、保護性と使い易さを両立された製品でした。」ありがとうございます。クロコは脇腹が余ることが良くあるので、上手い活かし方が見つかり良かったです。

 

TRAY A5 size 黒桟 x ブライドル

2015-11-03

 

新アイテムです。A5サイズのトレイ。玄関に置いて時計や鍵などを入れておくイメージ。内装は傷に強い黒桟を使い、裏は厚みのあるブライドルで剛性を出しています。縫製は立ち上がりの4箇所のみ。表面には縫い目が出ないようにしています。革のトレイは絞りやボタン留めなどのものが多いのですが、僕はクッキリと直線で構成されたモノを作ってみたかった。「完璧に理想通りな感じです! 」 また一つ勉強になりました。ご注文ありがとうございます。

 

サロンの御礼

2015-11-02

 

もう11月ですね。ご購入頂いたお客様はじめ、ご来場下さった皆様、出展者の方々に心より御礼申し上げます。今回来場出来なかったけど、、とご連絡頂いたお客様もいらっしゃっり、見ていてくれる人がいるんだなと改めて感じ勇気づけられました。年内にもう一回は同じような機会を設けたいと考えています。商品とバリューには自信を持っているので、やっぱり現物を見ていただきたいんですよね。来春?は関西でもやりたい。夜は関係者で打ち上げ。新宿のお手頃な居酒屋さんに美味しい日本酒を持ち込み、あっという間に3時間が過ぎました。イベントで自分の足りない部分を痛感したところがあり日曜日はずっとぐったりしてましたが、たっぷり寝たら元気になりました。年末までまた今日から頑張ります。

 

DEEP BLUE -LIZ indigo lizard-

2015-10-31

 

飛行機に乗ると眼下に広がる紺碧の海を思わせる藍染リザード。その深い青は周りをぐるりと海に囲まれた日本人の心を惹きつけてやまない魅力があります。本日はMサロン(告知記事はコチラ)。渋谷でお会いしましょう。

 

CLIP without coin Full Whisky + Russian

2015-10-30_2

 

Mサロン(告知記事はコチラ)出品アイテムご紹介です。
色気と香りとが漂うHorween社シェルコードバン。その中でも原皮を厳選する希少なウィスキーを表革、内装、裏張りに至るまでフルに使った非常に贅沢なひと品です。オプションで札押さえをロシアンに、カード入れにはHorweenロゴを入れたものを2点製作しました。

 

CLIP Clayton cordvan

2015-10-30_1

 

Mサロン(告知記事はコチラ)出品アイテムご紹介です。
英国ブライドルレザーの老舗であるClayton社が鞣すコードバンは繊維が詰まっており質実剛健。流通が極めて少なくまず目にすることのない希少素材です。カラーはネイビーとクラレットの2色。コバ、色、裏張りを黒で引き締めてマネークリップの金を効かせています。

 

CLIP without coin Galuchat

2015-10-29

 

ガルーシャを表革に用いたCLIP。内装は同色のブライドルでスッキリとまとめ、札押さえはポイントでガルーシャを入れています。ガルーシャは縫製用の溝を掘っておらず革の表情をそのまま活かした珍しい仕上げ。明後日10/31のMサロン(告知記事はコチラ)に持っていきますので現物を是非ご覧ください。

 

A5 note cover 新喜コードバン x bridle #2

2015-10-28

 

上部にペンクリップ用の極小ループをつけています。長めにしてあるので思いのほか安定してペンを保持できます。薄く強くするためにアメ豚を折り返して張り合わせたものを使用。内装の大きなポケットも極薄のアメ豚を折り返して貼り合わせることで薄さと強さを両立しています。ノート厚10mm程度のため、マグネットの綴じ構造は可能な限り短くするため先端は折り返しています。またそのことで指で外すことへの耐久性も高くなっています。「とても美しい仕上がりで感激しております。確かにノートを差し込むときは苦労しましたがぴったりでなんとも言えない上質感があります。表面のコードバンの色合いが何とも言えませんね。ポケット部分もしっかりしており使いやすそうです。ぺんさし部分もとても丈夫そうで安心しました。」 ご注文ありがとうございました。

 

A5 note cover 新喜コードバン x bridle #1

2015-10-27

 

ネイビーのコードバンが美しいA5ノート一冊用のカバーです。コードバンはアメ豚焦げ茶で裏張り、内装はネイビーのブライドル。コバと糸は黒でグッと引き締まった印象にしています。ぴったりサイズで作っているのでノートを入れるときは手間がかかりますが、一旦入れた後は気持ちよく使うことが出来ます。

 

LIZ 黒桟 x bridle

2015-10-26

 

黒桟で製作したL-zip長財布 LIZ。ボールペンに隠れる程に薄く、開放感のある使い心地を楽しめます。今週末10/31開催のMサロン(告知記事はコチラ)にいくつか製作して持っていきますので、是非お手に取ってご覧になってください。

 

CLIP russian calf x #8 + TETORI #2

2015-10-24

 

札押さえもロシアンで、財貨のお守りとしてパイソンで裏張り。倉に穀物を食べに来るネズミを食べてくれることから蛇は財貨の守り神と考えられるようになったとか。そしてTETORIさんに彫りを施してもらったマネークリップ。裏面も細かい彫りが入っています。ハマってますね。

 

CLIP russian calf x #8 + TETORI #1

2015-10-23

 

友人がオーダーしてくれたロシアンCLIP。内装はシェルコードバンの#8でスタンプ入りです。そう言えば、最初に製作したロシアン製品もCLIPでした。当時は自分がこんな生活をしているなんて全く予想していなかったなぁ。

 

CARD CASE 黒桟 x bridle + lizard

2015-10-21

 

コチラは色違いバージョン。黒桟革、アメ豚、ブライドルは全て焦げ茶で、マチのみネイビーのリザードです。

 

CARD CASE 黒桟 x bridle + lizard

2015-10-20

 

表革は黒桟革(黒)をアメ豚で裏張り。内装はブライドルと黒桟で、マチはネイビーのリザードという組み合わせです。頻繁にカードを出し入れするポケットは黒桟を使って摩擦を軽減し出し入れをしやすいようにしています。マチにこっそりとリザードを入れるのは個人的なお気に入り。黒とネイビーの相性も良いです。

 

CARD CASE cordvan x bridle + lizard

2015-10-19

 

贈り物にとオーダー頂いた名刺入れ。赤がお好きな方だそうで、マチにひっそりとボルドーのリザードを入れました。名刺入れというアイテムの性格を考えて抑え目にこだわりを。表革はコードバン、内装はブライドルです。「想像以上にボルドーが馴染んでいて、とても素敵でした。」 専用におこした刻印で筆記体の美しい名入れをしています。ご注文ありがとうございました。

 

DFIN -wallet to DeFINe what you want- #6

2015-10-17

 

PARTS4&5。トラベラーズチェックなどを挟むパーツとジップ閉じの袋パーツです。ふぅー、これで一通り。「先日無事に取手を受取り、早速入れ替えて使っていました。他のパーツも入れ替えてみたり、色々と試行錯誤しながらですが少しずつ慣れ始めてます。最高です。」 Dちゃん、素晴らしいアイディアでオーダーありがとう。搾りカスみたいになりながらもなんとか完成に漕ぎ着けました。実はこのオーダーには続編があり、年内には設計完したいと思っています。

 

DFIN -wallet to DeFINe what you want- #5

2015-10-16

 

PARTS3。表:SDカードx4、USBメモリx2、鍵x1 裏:携帯ケーブル用ポケット。伸縮性があるためクロコを用いています。

 

DFIN -wallet to DeFINe what you want- #4

2015-10-15

 

PARTS2。表と裏でカード16枚。カード入れ部は薄いアメ豚を用いています。ヘリだけは折り返して強度を確保しつつ、それ以外の部分の革の重なりを減らすことで全体的に薄くスッキリとした作りにしています。

 

DFIN -wallet to DeFINe what you want- #3

2015-10-14

 

PARTS1。表はカードは8枚。裏は手帳の表紙を差し込んで使います。販売されている商品のバリエーションが非常に多いhandypickという手帳を想定したサイズです。手帳用の細めのペン(直径9mm程度)ホルダーを本体につけています。

 

DFIN -wallet to DeFINe what you want- #2

2015-10-13

 

このアイテムの中心となるアイディアは交換可能な内装パーツ。本体の壁面には基本機能として札入れ、コインケース、およびカードケースを備えています。そして中央のボタンにより必要な機能を持った内装パーツを入れ替え可能。旅行、出張などの目的に合わせて自分に必要な機能を定義できるシステム財布です。

 

DFIN -wallet to DeFINe what you want- #1

2015-10-12

 

1年前の宿題をようやく終えました。ラウンドジップのデカ財布です。非常に面白いアイディアをお客様が資料にまとめてくださり、以後打ち合わせをしながら開発を進めてきたものです。明日から内容を紹介させて頂きます。

 

SWITCH shell cordvan dark cognac

2015-10-10

 

シェルコードバンのダークコニャックで製作したSWITCH。内装はチョコのブライドルです。蓋は金具部分をくり抜いたアメ豚を挟むことで剛性を出すとともに表革の金具のアタリを減らしています。コインケースと他のポケットは端まで縫い合わせていませんが、これはポケットの開くを良くして使用性を改善するためです。過去に製作した製品も無償で仕様変更対応させて頂きますので、希望される方はご連絡をお願い致します。(こちらから連絡がつかない方がいらっしゃいました) 「非常に使いやすく、イメージしていた以上の物でした。」 ご注文ありがとうございました。

 

LIZ sample cordvan

2015-10-09

 

コチラはコードバンを用いたバージョンです。内装はキャメルのブライドル。白い生地のファスナーを革に合わせて赤に染めています。赤い財布ってどうなんだろうと思ったけど風水とかでは良いらしい。今度はリザードとファスナーをともに藍染したものを作ってみたいです。

 

LIZ sample lizard

2015-10-08

 

宇都宮ユニオン通りのマルシン靴店さんにサンプルとして製作したLIZ。このモデルの特徴はマチ無し極薄でありながら非常に開放感のある使い勝手を実現していること。長さも17.5cmとコンパクト。ここまで薄小さいと服のシルエットも崩さずに済みます。写真は黒に見えますがチョコのリザードです。

 

KEYCASE plus -whisky x bridle- #2

2015-10-06

 

コインケースのマチは多重に織り込んでいるので大きく開くとともに容量を確保。カード入れは反対側からはみ出さないように折り返しの構造で、取り出しやすいように下側に円形のカットを入れてあります。キーホルダは曲がりの自由度が高いものを用いています。「届いたものを拝見しまして、その出来上がりにとても興奮いたしました。作りも丈夫で、末永く使っていけそうです。」 遠方からのご注文ありがとうございます。モノを通してお会いしたことのない方と繋がりが得られるのは今の時代の良さですね。

 

KEYCASE plus -whisky x bridle- #1

2015-10-05

 

表はシェルコードバンのウィスキー1枚革。内装をブライドルで製作したKEYCASE plus。もともとコインとカードを少し収納出来るキーケースをリクエスト頂いて開発したもの。新たな構造を含めてかなり思案したのですが、最終的にはキーケースとしての使い勝手を軸にすると決めたことで方向性が決まりました。キーケースの機能を考えると目的の鍵を直ぐに出したいので、結局3つ折りのベーシックな形が良いと思っています。マグネットボタンで開け閉めも簡単です。

 

失敗の確認

2015-10-03

 

クロコのフリスクケース。製品は裏張りをしているのですが、自分用に製作したものは敢えて裏張りなし。ぴったりとフィットする反面、革が伸びるので縫い目がガタガタになりました。やる前から上手くいかないだろうと思っていたけど、どんな風にダメなのかを確認したかった。頭でわかっていることも体験するとモヤが晴れて視界がクリアになっていきます。

 

「Mのサロン」10/31 13:30〜17:30 @渋谷

2015-10-02

 

恒例となりつつある「Mのサロン」に出展させて頂くことになりました。告知記事はコチラ。ブツ欲日記主催のMさんと交流のある職人が集まり、そのプロダクトを展示するとともに、普段は顔を合わせることのない作り手と直に交流できるイベントです。当日ご購入いただける現物も用意しますし、相談しながらのオーダーも可能。3人の作り手が魂を込め、その価値観を形にした商品が多数並びます。是非お手に取って現物をご覧になってください。

 

FRISK case -small crocodile + blue-

2015-10-01

 

クロコに青糸で製作したフリスクケース。アメ豚で裏張りすることでしっかりした仕立てにしています。「通常まさかやらない贅沢はうれしいですね。」 フリスクケースにそこまでやりますかという贅沢なアイテム。使うことで日々の生活に少しの潤いをプラスしてくれることと思います。

 

CLIP without coin -small crocodile + blue- #2

2015-9-29

 

ブルーのステッチが黒によく映えます。クロコの裏張りは摩擦に強いアメ豚。内装はブライドルでカード入れは2列目のみネイビーのコードバンです。札押さえはガルーシャにネイビーのリザードで裏張り。金具はイタリア製のマネークリップを黒ニッケルでメッキしたものです。「想像以上に迫力があり、いい感じに仕上がってますね、色使いをいろいろ悩みましたが正解でした。クロコの彫りも深くとても気に入りました、フォルムが凜としていてカードとか入れるのもったいないくらいです」 お時間を割いて代官山のイベントまで足を運んで頂いたお客様。ご注文ありがとうございました。「また何か欲しくなりましたら相談に乗ってください、今回はいい買い物が出来ました。」 早速次のオーダーも頂いており、僕自身も完成が非常に楽しみなものです。

 

CLIP without coin -small crocodile + blue- #1

2015-9-28

 

巨大なスモールクロコの顎下部分からセンター切り出しで製作したCLIP。通常サイズの個体と比べると斑の彫りが非常に深く立体的なので、パッと見て分かる程の強烈な存在感を放っています。お客様はもともとネイビーのクロコを希望されていたのですが、手元にあったこの素材をご提案したところ快諾してくださりこのアイテムが生まれました。失敗できない一発勝負となるため、切り出しはとても緊張します。

 

Cardcase Whisky x #8

2015-9-26

 

シェルコードバンのカードケースです。#8を表革にしてウィスキーで全面に裏張りをしている豪華版でかなり高級感があります。内装はウィスキーと#8のコンビ使い。「色合いは予想していた通りだったので大満足です。全体的に今、使っているものより厚い感じがしましたが、同梱のハギレを見て納得です。」 ご要望に合わせて融通が利くのは注文品の良いところですね。クリームをお試し頂くときなどの為に、商品と一緒にハギレを同梱しています。ご注文ありがとうございました。

 

仕立て屋さん

2015-9-24

 

ピンボケ写真でスミマセン。実は先日ある仕立て屋さんに採寸に来てもらいました。飲み屋で知り合った地元企業の社長さんからのご紹介で、僕も一張羅をお願いすることに。ちゃんとしたスーツを一着持っておきたかったんです。こだわった仕様も入れているので完成が楽しみです。

 

Tote 黒桟 x Bridle + green #3

2015-9-23

 

本体、ハンドル、内装は接続仕様を決めることで交換が出来るモジュール設計。ハンドルをショートに交換したり内装を取り外したり出来ることに加えて、パーツ毎に製作可能というメリットも大きなポイントです。ハンドルは持ち手部分をブライドル2重にしてボリュームを出すことで握りやすく。裏張の鹿革はクッション性とともに吸湿、速乾性に優れた素材。更に柿渋に浸けて抗菌効果を持たせてあります。「凄く軽くて縫製も素晴らしいバックですね!マチ部分が台形でスッキリしていますし、ブライドルもやはり黒でキマッてました。 」ご注文ありがとうございました。

 

Tote 黒桟 x Bridle + green #2

2015-9-22

 

裏張りは落ち着いたエバーグリーン。底面は摩擦に強いアメ豚で、明るい色にすることでバッグの中が暗くならないようにしています。財布などを入れるポケットは上下2段で、内縫いなので容量もあります。反対側のリングにはシューホーンをぶら下げて。靴を履くときにバッグの中を探さなくて済むのが良いところです。

 

Tote 黒桟 x Bridle + green #1

2015-9-21

 

黒桟革とブライドルレザーを組み合わせたトートバッグ。底とマチには剛性や張りが欲しいことからブライドルを用いており、見た目もシンプルになるので好んで使っています。マチは上部を少しすぼめて台形にすることで容量はほぼ変わらず、よりスッキリとしたデザインにしています。底面は芯材を入れた上で高さのある底鋲を打っているので地べたに底を擦るのを気にせず床置きが出来ます。

 

Lighter Case crocodile + green

2015-9-19

 

こちらは緑の糸を通したもの。ライター本体はオレンジという色合わせです。着火するときはライターの底面を小指に乗せてください。ケースがズレないほどにきつく締めるとライター交換が大変になってしまうのです。

 

Lighter Case crocodile + blue

2015-9-18

 

クロコの脚1本から最も迫力のある部分を切り出して製作したライターケース。少し遊んで青い糸を通してあります。糸でキツめに締め付けてありますが、黒桟で裏張りしてあるので摩擦が少なくライター交換も容易。どこでも手に入るBIGライターに合わせていますが、コンビニだとスリムタイプしか置いてないんですね、、、。ヴィレッジヴァンガードさんでまとめて買ってきました。

 

Elephant TOTE #3

2015-9-16

 

底は芯材を入れて高さのある鋲を打ってあります。電車などで床にバッグを置けるのは非常に楽。サイドのマチは上を少しすぼめた台形(写真右は長方形マチとの比較です)。容量はほぼ変わらずよりスッキリしたデザインにしています。「素敵なバッグが届きました。寝不足が飛んでいくかっこよさです!」オーダーして下さったpoitiさんのブログはコチラ。いつもありがとうございます。

 

Elephant TOTE #2

2015-9-15

 

内装は雰囲気のあるネイビーのスウェードを張ってあり、底面のみ明るいアメ豚です。これはバッグの中を明るくするためで、摩擦にも強いので内装底面に適した素材です。ハンドルは持ち手部分をブライドル2重にしてボリュームを出すことで握りやすく。裏張の鹿革はクッション性とともに吸湿、速乾性に優れた素材。更に柿渋に浸けて抗菌効果を持たせてあります。

 

Elephant TOTE #1

2015-9-14

 

春先にサンプルとして製作したエレファントのトートバッグを持って都内出張に。帰りに時計修理師のpoitiさんのところに立ち寄ったのですが、見た瞬間に「カッコいい!!」と即決でご注文頂きました。今回はショートのハンドルです。いつもの通り各パーツを取り外し、交換が出来るモジュール設計。パーツごとに製作できるというメリットも大きいです。

 

CLIP without coin 新喜皮革コードバンxブライドルxリザード

2015-9-12

 

日本人らしい繊細な美しさが特徴の新喜皮革コードバンでCLIPを製作しました。裏張りは摩擦に強く、薄くしても張りのあるアメ豚。内装はブライドルでアクセントにリザードを入れています。ネイビーに焦げ茶が良く似合い、金具の金も効いています。コバと縫糸は黒で引き締まった印象に。宇都宮ユニオン通りのマルシン靴店さんに置いてあるのでお近くの方は手に取ってご覧になってみてください。

 

INDIGO STOLE by TATZ MIKI

2015-9-11

 

先週訪問したタツミキさんのスタジオで購入を決めたインディゴ染めのストールが届きました。一回染めで綺麗なアイスブルーですが、後から染め足すことも出来るそうです。自分で革を染める時に一緒に染めて徐々に濃い色にしていくのも良いかもしれません。雰囲気が良いので首にサラッと巻くだけでサマになりそうです。

 

LIZ -Long ZIp wallet- #3

2015-9-9

 

カードを2、3枚縦入れするポケット2つが2面についています。カードが1/3程見えているのでつまんで取り出しやすいんです。これはクロコのセンター取りの特別バージョン。上部はウロコの形状をそのまま活かし、中央は溝の部分を縫製しています。オーダー主は試作を見て絶賛してくれたKちゃん。ご注文ありがとうございました。

 

LIZ -Long ZIp wallet- #2

2015-9-8

 

3つのポケットが中央部の縫製で繋がっているアコーディオンのような構造です。左のポケットは中にカード入れが2箇所。中央のコインポケットは取り出しやすいように少し浅めで、隅にコインが引っかからないように舟形に。右側の札入れ部は手前を縫製せず大きく開くようにして開放感を持たせました。コチラもカード入れが2箇所。ハッキリ言ってメチャクチャ薄くて使いやすい。写真だけだと分かりにくいので、近いうちに動画を撮ってアップしたいと思います。色々とものを詰め込むような財布ではありませんが、スタイリッシュに使いたい方には非常にオススメです。

 

LIZ -Long ZIp wallet- #1

2015-9-7

 

ようやく意味のある形が出来ました。以前からロングのジップウォレットはリクエストされていたんですが、クラシックな形は自分にはどうもしっくりこなかった。お断りすることはあまりないんですがロングのジップものだけは作ってこなかったんです。目指したのは薄小さくて窮屈感のない財布。明日構造をご紹介させていただきます。

 

リハビリ 手術12週後

2015-9-5

 

回復が予想以上に早かったので近所の整形外科でのリハビリは8月末で終了。今まではカミさんに車で送ってもらってましたが、自分で自転車を漕いで病院に行き久しぶりに執刀医の先生に診て頂きました。骨も綺麗にくっついていて順調ですねとのことで2ヶ月後に再診。肘の曲がりがまだ戻りきっておらず朝起きるといつも指が固まっているのですが、製作は出来るようになり自宅でリハビリを継続していきます。

 

LOFでつくる自分史

2015-9-4

 

記録(LOG)を進化させるツールとして考えたのがLOF(設計思想はコチラ)。物理的な構造と並ぶ大きな特徴が、スケジューラのフォーマットを一緒に提供していることです。毎月スケジューラをノートに貼り付けて、仕事もプライベートも含めて全てを一冊のノートに書いていく。それが積み上がると綴じノートで自分史が出来ていきます。必要な情報は自分史の中に必ずあるので、情報を管理する必要がなくなります。この安心感はデカイ。既製のスケジューラを使うと当然ながら記載分量が限られてくるため、溢れた情報があちこちに分散してしまう。わざわざフォーマットをノートに貼り付けるのは記載分量の制約をブレークし、好きなだけ書けるようにするためなのです。

 

LOF 黒桟 x ブライドル x シェルコードバン

2015-9-3

 

表革は黒桟革(黒)をスウェード(チョコ)で裏張り。ペン差しはブライドルのチョコ。どこかにシェルコードバンの#8を入れたいというご要望で小物入れを#8で製作しました。通常小物入れは開け閉めの容易さからマグネットボタンですが、アンティークの時計をご使用のお客様で磁力を気にしなくて済むようにとのことでバネボタンを用いています。マグネットが時計にどれくらい影響するのか時計修理師のpoitiさんに聞いてみたら「マグネットと時計ですが、接触させると影響します。重ねたり、同じポケットに入れたりするのは厳禁です。接触に気をつければ大丈夫です。スマホとかスピーカも要注意です。」とのこと。スマホと時計は一緒にしちゃまずいんですね。

 

TATZ MIKI

2015-9-2

 

代官山の展示会で知り合ったインディゴアーティスト、タツミキさんのスタジオを訪問させて頂きました。最初は「インディゴアーティストって何だろう?」と思っていたんですが、現物を拝見したら衝撃を受ける程に格好良かった。インドの山繭蛾をご自身の畑で育てた蓼(たで)で染めた藍染作品は不思議なくらいの存在感を放っています。ご本人は独特の波長を持ちながらも自然体。面白い方と知り合うことが出来ました。

 

POCKET 黒桟

2015-8-31

 

贈り物にオーダー頂いたPOCKET。表革は黒桟革でアメ豚裏張り。中の仕切りとマチはブライドルというベーシックな組み合わせです。素材の組み合わせによる剛柔のバランスが良い感じ。中には筆記体で美しく名入れしてあります。

 

POCKET croco with green x orange

2015-8-28

 

飲み友のTちゃんからオーダー頂きました。かなり前からコインケースを依頼してくれていて(ゴメン、、、)、二人で酔っ払っていた時に「好きな色は?」と聞いたら緑とオレンジとのこと。しかしそのまま作るとカボチャ過ぎる。彼は常にその瞬間に全力なロックな野郎なので、表革はクロコを使い緑の糸を通して内装をオレンジ、引手は黒桟の編み込みにしました。使ったら薄くて良いと納得してくれた模様。ありがとう。来週は髪を切りに行くのでよろしくです。

 

TISSUE CASE リザード

2015-8-27

 

贈り物にとオーダー頂きました。自分では中々買わないけど貰ったら嬉しいものってありますよね。必ずしも必要ではないけど、あると生活に少しの潤いをもたらしてくれます。因みに革はフロントカット(腹を割いたもの)とバックカット(背中を割いたもの)があります。これはフロントカットをセンター取りしており、左右対象の鱗を中央に配置しデザインにしています。

 

CARD CASE 黒桟 x ブライドル

2015-8-26

 

飲み友のHさんからオーダー頂いた名刺入れ。筆記体で美しく名入れしてあります。表革は漆の輝きが美しく強靭な黒桟革。これを摩擦に強いアメ豚で裏張り。内装はブライドルですが、一箇所だけ黒桟を入れて摩擦を軽減しカードを出し入れしやすくしています。戦国時代から武将の甲冑に使われてきた黒桟革は、職人の手によって磨き抜かれ現代でも生き続けています。ビジネスの場でもご武運がありますように。

 

CARD CASE 総シェルコードバン

2015-8-25

 

こちらは裏張りまで全面にシェルコードバンを用いたカードケース。ササマチなので閉じた時の見た目がスッキリ。裏張りしてパリっとした仕上がりになっています。

 

CLIP without coin 総シェルコードバン

2015-8-24

 

まだ全快ではありませんが製作を少しずつ始めています。こちらは裏張りまで全面にシェルコードバンを用いたCLIP。素材の良さを存分に味わえて、シンプルでかっこいいです。代官山の展示water blueでこの財布を見かけたお客様が後日購入してくださいました。ありがとうございます。

 

独学 #失敗

2015-8-21

 

独学は自分の世界を構築するのに向いている一方で、ある程度の形になるまでは相当なリソース(時間、労力、お金)を投入する必要があります。新しいことにトライすると大抵は失敗して、体験を通して理解し改善することで技術が上がる。しかしその歩みは非常に小さなもので、高いところに行くには長期的に失敗し続けることが必要になってきます。ものになるかどうか判らないのに膨大な時間と労力を費やして失敗にまみれ続けるというのは正直かなりキツイ。ただ、これは頑張れば良いだけの話です。一番大切なのは失敗に耐え続けられるだけのお金があること。僕は短期間でジャンプアップするために、おびただしい量の失敗を買い続けてきたんです。

 

独学 #基礎

2015-8-20

 

「これはこうすると出来ますよ」とやり方を教わる。それは同時に考えたり、失敗したりする機会を失うことでもあります。また習うということはそれを一旦正しいやり方として受け入れるので、いつの間にか固定観念となり発想の制約となる潜在的なリスクも。しかし自分で基礎技術の開発から進めていくと状況は異なります。まず簡単なことが出来るようになるにも失敗にまみれて改善していくので、その周辺が失敗や体験で分厚く固められる。そして基礎技術は自分自身が開発したものなので、自分の中ではその時点でのベストな方法という認識であり進歩していく柔軟性を保つことが出来ます。基礎は壊して作っての繰り返し。知らないことも沢山あるはずですが、自分で練り上げた基礎は分厚く柔軟で製作を続けるうえでの大きな財産です。

 

独学 #自由度

2015-8-19

 

自由度は独学の最大のメリット。誰も助けてくれませんがあれこれ文句を言う人もいない。結果はさておき自分の責任において思ったようにトライできる。僕の製作アイテムには独自パターンが多いですが、人と違ったものを作ろうという意識は特に持っていません。ノイズを遮断して自分の中に答えを見つけながら、自分が良いと思うものを掘り下げていくと自然と特徴のあるアイテムが生まれます。こうして出来たモノは自分が信用できる。そして何より作っていて楽しいんです。

 

独学 #効率

2015-8-18

 

独学でまず困るのがその非効率さで、これからかかるであろう膨大な時間や労力を直感して「ホントに一人で出来る?」とゾッとしたことを覚えています。それでも習わないことだけは決めていたので気長にやっていこうと楽に構えてました。知識がないのに習わない訳ですから、当然ながら右も左も判らない。そこで本を読んだりネットで情報を集め、試してみる。おかしな部分はアイディアを考えてまた試す。それを丁寧に続けているうちに自分でもビックリするくらい色んなことが出来るようになっていました。あるモノを作れるようになりたいという場合は習った方が圧倒的に効率がイイ。しかし非効率に見えることも続けていくと、投入した時間や労力に見合う経験が得られるという等価性が分かってきた。結局自分にとっては非効率じゃなかったんですね。

 

独学 #純度

2015-8-17

 

誰にも習わない。製作を始めた時に一つだけ決めていたことです。もし誰かに教わっていたら、自分が作ったものを見せるときに「コレであってますか?」と顔色を伺ってしまうような気がしたんです。そうじゃなくて、もっと単純に自分が良いと思うモノを好きなように作りたかった。そのほうが自分の性に合っているというのもありますし、人の心に届くものは自分の中から出てくると思います。実際に長く続いているブランドは商業に飲み込まれずに、やりたいことの純度を保っている部分があるような気がする。滅多にない機会なので自分の考えをメモがてら書いておこうかと思い立ちました。

 

リハビリ 手術9週後

2015-8-15

 

昨日は3週ぶりに執刀医の先生に状況確認して頂きました。順調に回復してるのでそのままリハビリを続けてくださいとのこと。現状で肘の曲がりは130度、指は毎日朝起きた時に固まったようになってますが動かしているうちに普通に動くような状況です。生活もかなり自由になってきました。

 

心の静止摩擦係数

2015-8-14

 

実際にやってみると思いのほか捗るけど、取り掛かるまで時間がかかる事がよくあります。これは重たいものを動かすときに最初はなかなか動かないけど、一旦動き出すと急に軽くなる現象に良く似ている。心にも静止摩擦係数のようなものがあり、見通しのつかない作業やツマラナイ作業の場合に大きな係数になります。ツマラナイ作業は迷いが生じた時に淡々と片付ける。見通しのつかない作業は、これなら簡単に出来るというレベルにまでひたすら細分化。ものすごく簡単な最初の一歩に手を付けるようにしています。立ち止まっている時間て驚くほど多いんですよね。

 

記憶の棚

2015-8-12

 

歴史漫画を一通り読むと、自分の記憶領域の中に歴史という情報の整理棚が確保されます。それが出来てから新たな歴史情報を学ぶと、整理棚の適切な場所に情報が収納される。逆に収納場所が定まらない情報は身体に染み込まずに蒸発してしまいます。簡単な例だと、コレはXXで言うところのYYだなと理解するとしっくりくる。それは情報が身体に染み込む瞬間。学ぶことが大切であるのと同時に、その情報の収納場所が自分の中にあるというのも大きなポイントだと思います。

 

経済は世界史から学べ

2015-8-11

 

たまたま本屋さんで見つけたこの本がかなり面白かった。分かっているようで分かっていない事。お金ってそもそも何なんだろう?から始まり、歴史的な経緯と共に、貿易、金融、財政などを解説しています。予備校の先生らしくポイントがわかりやすい。成り立ちがわかると理解が深まりますね。

 

山田照明 Z-1000

2015-8-10

 

イベント翌日に秋葉原の山田照明さんのショールームに。ライトは作業の精度や効率に直接響いてくる重要な道具なので以前から良いものを探していたんです。中に入ると全モデルが明かりの付いた状態で並んでおり、アームの動きや操作を確認することができます。僕が選んだのはZ-1000というモデル。ヘッドが小さめでアームの自由度が高く、狙ったところをピタリと照らせる操作性は抜群。現物を見る前は他のモデルを購入するつもりだったのでホントに来てよかった。成熟度の高い商品で価格もこなれておりAmazonでアンダー1万円はお買い得だと思います。

 

water blueのお礼

2015-8-8

 

代官山T-SITEにて8/5,6と開催されたwater blue。猛暑に見舞われましたが盛況のうち無事に終了して栃木に帰ってきました。暑い中ご来場くださったお客様、開催に尽力されたスタッフの皆様、共同で展示した作家さん達、あらためて心よりお礼申し上げます。特にご購入頂いたお客様!!非常に助かったというのが本音です。また、他の作家さんの作品を拝見することは良い刺激となりました。コラボしてみたいとか、工房に遊びにいってみたいとか、単純に知り合えて嬉しいなとか、色々な種が自分の中に。売上以外にも収穫の大きいイベントだったように思います。

 

日本の歴史と世界の歴史

2015-8-4

 

前々から欲しかった歴史漫画。この手の書籍は何社も出していますが僕が選んだのは集英社のもので、選んだ理由は文庫本サイズで取り回しが楽だからです。イメージとともにストーリーが入ってくるので歴史の流れを掴むには最高の教材だと思います。コンパクトなのでリビングに置いておけば「アレどうだったっけ?」なときに直ぐ確認出来る。気が付くと小学生の娘も熱心に読んでいたりするので、そういう意味でもオススメです。

 

電磁テンプ

2015-8-3

 

先週poitiさんに見せて頂いたのがこちらの時計。機械式だけど電池駆動という変わり種です。裏蓋を開けると確かに機械式ですが、上部にボタン電池があるのが分かります。面白い時計があるんですね。

 

リハビリ 手術7週後

2015-8-1

 

理学療法士さんの指導のもとでリハビリを始めて1週間。正しい知識で状況判断し適切なリハビリが出来るのが嬉しい。これまで暗中模索でしたが、わからないことは専門家に聞くもんですね。ボールは握ったり手首の下に置いて押すことで腕を伸ばす練習をしたり。クリームを肘に塗ってマッサージしているのですが、皮が柔らかくなって僕にはかなり効果がありました。

 

東京出張

2015-7-31

 

昨日は黒桟ジョッパーを履いて革の仕入れや漉き出しに行ってきました。製作再開に向けて準備を少しずつ。目的はエレファントとリザードですが両方とも納得行くものが見つかり大満足です。エレファントは背中の部分でシワの入り方が良く、マット(光沢なし)のリザードは上品な雰囲気がカッコいい。夜は新宿で飲み会。東京駅の長谷川酒店さんで良さそうなものを見繕って行きました。遠方より参加された方が日本酒好きとのことで。写真右はzinryuさんの漆ロシアンCLIP。新品と比べるとかなり色が沈み光沢が出ています。poitiさんには機械式なのに電池駆動という非常に珍しい時計を見せて頂きました。60年代にクオーツへ移行する時期に存在したハイブリッドタイプで、これだけ集めている方もいるとか。話は尽きず楽しい時間はあっという間に過ぎて電車に飛び乗りました。

 

CLIP Navy x Whisky + Blue

2015-7-29

 

以前製作したものと同じ仕様でご注文を頂きました。表革はシェルコードバンのネイビーで内装はウィスキー、ブルーのステッチを効かせて。内装正面にスタンプを配置し札押さえはロシアンという豪華仕様です。「外見や質感ももちろん最高!なのですが、何より使い勝手が本当に素晴らしいです。」 製作の根本は機能主義なので非常に嬉しい言葉。「財布は昔からなかなか気に入った物が無く散々買い換えてきましたが、ようやく納得のいく二つ折りに出会えた気がします。」自分が魂を込めて作ったものがお客様に響いて心から喜んでもらえたときは最高で、次の仕事へのエネルギーにもなっていきます。ご注文ありがとうございました。

 

water blue at 代官山T-SITE 8/5,6

2015-7-27

 

「コレは参加したい」と思いました。代官山T-SITEで来週水曜、木曜日に開催されるイベントwater blue(HPはコチラ)。最高峰のギャラリーで正直ちょっと気後れする部分もありましたが、そんなこと気にしてる場合じゃない(笑)。主催者の方が多彩な技能をお持ちで鞄職人でもあることも興味を惹かれたポイントでした。色んなジャンルの作り手の方が参加されるので僕自身楽しみにしています。暑い日が続きますがご都合のつく方は是非お越し下さい。代官山でお会いしましょう。

 

リハビリ 手術6週後

2015-7-25

 

リハビリで頻繁に腕を動かすので梅雨明け前にギプスは外しました。昨日は再診に行って肘の状況を診てもらい、このままリハビリを続けることに。ただ、知識がないのでリハビリが上手く出来ているのか、順調なのか自分では判断がつかないんですよね。そんなところに7senseさん(HPはコチラ)からお見舞いの電話が。彼も膝を骨折した経験があるそうで色々と丁寧にアドバイスを頂きました。話してみると分かるんだけど、彼はイカツい見た目(笑)に反して非常に気さくなイイ奴なんですよね。とにかくリハビリは最後までしっかりとやること、専門家に相談するのも良いとのことで、近所の整形外科でアドバイスをもらってみようかと思っています。

 

総ウィスキー内縫いトート #3

2015-7-23

 

ハンドルは引っ張り強度が必要なのでコードバンをブライドルレザーで裏張り補強しています。持ち手部分は握りやすいようにコードバンを2重に重ねて、裏にはクッション性の高い鹿革を張っています。鹿革は吸湿・速乾性にも優れており、さらに柿渋に漬けてあるので抗菌・防臭の効果も期待できます。ロープ先端のフェザーは銀座Virtueさんで購入。臼澤さん、ありがとうございました。「予想通りのイメージで大変うれしいです 」 それにしても総ウィスキーの迫力には凄いものがあります。ご注文ありがとうございました。

 

総ウィスキー内縫いトート #2

2015-7-22

 

ハンドルや内装は接続仕様を決めて本体から着脱できるモジュール設計です。ハンドルをショートに交換するなどのフレキシビリティが保てるのと同時に、パーツごとに効率よく製作できるというメリットもあります。ハンドルやロープまで全てウィスキーコードバンでロープの付け根はロシアンカーフというとっても贅沢な仕様です。

 

総ウィスキー内縫いトート #1

2015-7-21

 

以前ブツ欲日記のMさんにお作りしたのと同じものを、とご注文頂いて製作しました。ただ、出来るだけ大きくとのご要望です。ホーウィンスタンプが内装正面に来るように横向きに押したスペシャルなウィスキーの大判を入手。このシェルのサイズに合わせて、バッグ容量を最大化出来るように型紙を起こしました。

 

テクノラマとコズモラマ

2015-7-20

 

ずっと気になってたsmoothday。saleでゲットしてみました。僕のは草木染め7分袖のテクノラマ(テンセル90%、カシミア10%)カミさんのはコズモラマ(コットン100%)。使っていくうちに良さを実感していくタイプの服な予感。ちなみに草木染め7分袖にしたのは、これだけ売れ残ってたから。僕の場合は残り物も出会いと捉えて買うとこが結構多いです。ランダムにアイテムの幅が広がるので。

 

リハビリ 手術5週後

2015-7-18

 

動かす練習を始めてから1週間。カチカチで骨にくっついていた肘の皮が少し柔らかくなってきました。最初は傷口がかなり固く突っ張っていたので、曲げる練習をするとブチッといっちゃうんじゃないかと不安になったり。しかしやっていくうちにかなり力を入れても大丈夫(痛いけど、、)なことがわかってリハビリにも慣れて来ました。今は90°より少し曲がるくらいで、伸ばす方はだいぶ真っ直ぐに近づいてきました。娘から借りたチクワ(プニプニしたおもちゃ)を握りながら指も鍛えています。

 

LIM -MInimum Long wallet- #3

2015-7-15

 

ステッチは白でご指定がありました。表革のクロコのカラーに合わせて内装はキャメルのブライドルレザー。薄く漉いてアメ豚を裏張りしています。札フラップのみ同系色のリザードで裏張り。カード入れの方は一箇所何かアクセントを入れて欲しいとのリクエストを頂いたのでライトグレーのエレファントを入れました。キャメルと白に合わせるには黒や紺あたりも良いのですが、あまりコントラストが強くない方がお好みかなと思ったためです。「まずは、ホントにリメイクお願いして良かったです。こちらの要望を満たして、さらに期待の上を行く仕上がりに感謝です。市販品では見ないこのサイズ感。コンパクトで薄く、でも堅牢。そして何気にエキゾチックレザーが3種類も(笑)ステッチも白が綺麗に出ていますね。」 いつも本当にありがとうございます。またひとつ新たなチャレンジができて引き出しが増えました。

 

LIM -MInimum Long wallet- #2

2015-7-14

 

1万円札のサイズは縦76mm、横160mm。使い勝手を確保しつつ、このサイズになるべく近づけるように設計。札入れを上部の空いたフラップにして、外装はフラップと同じサイズまで小さくしました。札入れをポケットにすると少しサイズアップする必要が出てくるのと、札の出し入れの際に中を覗くために革に負荷がかかり端が切れてくるケースが良くあるためです。札がちゃんと隠れるようにしたかったので、それを考慮するとほぼ限界まで詰めたサイズになっているのではないかと思います。

 

LIM -MInimum Long wallet- #1

2015-7-13

 

最小の長財布。長さ17cm弱、幅は98cm弱という圧倒的なコンパクトさで、手に持ったときの感覚が通常の長財布とはかなり異なります。総無双のクロコ長財布をリメイクしてなるべく小さい長財布を作って欲しい、と常連のお客様からのご依頼で製作したもの。明日から詳細をご紹介させて頂きます。

 

リハビリ開始

2015-7-11

 

2週間ぶりに再診に行ってきました。手術からちょうど1ヶ月経ち骨がくっついてきて、包帯で固定していた当木も取り外せるようになりました。「朝昼晩と動かす練習をしてください」とのこと。腕の曲げ伸ばしがちゃんと出来ません、、、。関節以前に肘の皮が硬く突っ張ってしまってちゃんと曲がらない。どこまでやったらいいものか良く分からないのですが、ちょっとずつリハビリしていきます。久しぶりに風呂にゆっくりとつかってホッとしました。

 

DOUZE シェルコードバン + センザンコウ

2015-7-09

 

アメ豚で裏張りしたシェルコードバンで製作したDOUZE。この組み合わせも使えそう。ポイントで蓋裏にはセンザンコウを使っています。

 

目的と評価基準

2015-7-08

 

ビスポークの木型と既製靴の木型はどちらが優れているか?それを比べることに意味がないと思っています。ビスポークは個人に最適化して素晴らしい履き心地になるぶん時間もお金もかかりますが、既製靴はより多くの人にフィットするものを効率的に生産してリーズナブルに提供できる。作られる目的が違うので評価基準も異なります。例えばいくらフィットが良くても生産効率があまりに悪いラストだったら既製靴ではNGとか、ですね。自分でもモノを作るときは迷うことが沢山出てきますが、目的に立ち返ったり更に掘り下げたりすることでいつも解消しています。

 

ZinRyu bespoke LAST

2015-7-07

 

試し履きして喜んでいる僕に「靴よりもこっちの方が価値ありますよ」とZinRyuさんが木型を渡してくれました。因みに木型をラストと呼ぶのは最終的(LAST)に靴の善し悪しは木型で決まる、ということらしい。パッと見で非常に攻め込んだラストであることが分かります。ここまで曲率の大きな立体に継ぎ目なしで吊り込む(革を木型に沿わせて靴の形にする)のはとても難しいんですが、松本さんがヒーヒー言いながら仕上げてくれました。量産品の場合は生産効率を上げる必要があるので既製靴のラストは吊り込みやすさも考慮されているのかもしれません。自分のラストを眺めながら美しい靴のデザインを妄想するのも楽しく、また新たな脳の栄養分が増えました。

 

ZinRyu bespoke 黒桟ジョッパーブーツ

2015-7-06

 

待ちに待った靴。昨年の3月に採寸してから部材の手配や新しい木型の開発、継ぎ目なしで仕立てる難しさ等もありようやく完成。「これまでで1番木型に合った靴」と松本さんが言う程の出来栄えで、黒桟が描き出す煌きの曲面が非常に美しい一足になりました。しかしその造形美は靴としての性能を追求した結果。実際の履き心地や歩きやすさも素晴らしいものです。足を入れると革がぴったりと面で吸い付いて来て当たるとか噛まれるとかとは無縁。歩くと踵がしっかりと掴まれていて、靴の中で足が遊ぶことがありません。そして地面を後ろ足で蹴り、前に足を振り出す時の体重移動が実にスムースであることに気付きます。これは全く新しい体験でした。仕立ててくれた松本さん、ZinRyuさん、素敵な靴をありがとうございます。

 

DOUZE 黒桟 + センザンコウ

2015-7-02

 

アメ豚で裏張りした黒桟革で製作したDOUZE。内側のアメ豚は摩擦に強く、貼り合わせることで張りも出るので良い具合になりました。ポイントで蓋裏にはセンザンコウを使っています。

 

解体

2015-7-01

 

総無双のクロコ長財布。リメイクのご依頼があり解体しました。総無双とは言いつつも、見えない部分は他の革や布地との組み合わせで上手く構成されているんですね。解体してみると勉強になることが多いです。

 

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