three2four

 

日常の出来事など含めて気ままに綴っています

 

地下に広がる非日常

2015-6-30

 

宇都宮に住んでいるので以前から行ってみたいと思っていたのがココ、大谷石の採石場跡地です。宇都宮の街を歩いてみるとそこかしこに大谷石を用いた蔵を目にします。街中の蔵はお洒落に改装されて飲食店などに利用されており非常に良い雰囲気なんです。JR宇都宮駅西口から路線バスに30分程乗ると資料館に到着。地下に続く階段を降りていくと急激に気温が下がってくのを感じ、突如目の前に現れる荘厳で地下神殿のような大空間に圧倒されます。音の響きが良いこともあってミュージックビデオやドラマの撮影にもよく使われるそうで、なんと結婚式も出来るとのこと。気軽に非日常空間を楽しむことが出来るのでご興味のある方は是非行ってみてください。年間を通じて5度くらいなので上着はお忘れなく。真夏に涼を取りに行くのも良さそうです。

 

抜糸

2015-6-28

 

昨日病院に行って抜糸してもらいました。あと、手の甲まで巻かれていた包帯が少し短くなり手首が自由に。これだけでもかなり開放感があります。2週間後には動かす練習を始めるそうです。

 

KEY CASE plus -SHARK- #2

2015-6-25

 

小銭入れはマチを多重に折り込み大きく開くように、カード入れは取り出し用のカットを裏に入れ、キーホルダーは小銭入れを使うときに邪魔にならないように自由に折れ曲がるものを使用するなど色々工夫が入っています。「カードポケット、小銭入れともに希望通りの使用ができ、とても気に入りました。ただ一つ気になったところは、キーケース側のマグネットの裏側が小銭入れにぶつかるようになっており届いた時点で僅かに小銭入れ側に小さな傷がついていたのが残念でした。鍵を一番左側に付ければそれはなくなりますが…」 輸送上の配慮が足りずに申し訳ありませんでした。ご指摘頂きありがとうございます。「ともあれ、シャーク革の感じも気に入りましたし、これからじっくりと付き合っていきたいと思います。」だいぶ時間がかかってしまいましたが、また一つ引き出しを増やすことが出来ました。ご注文ありがとうございました。

 

KEY CASE plus -SHARK- #1

2015-6-24

 

コインとカードを入れられるキーケースということでご注文頂いたのが昨年の秋。散々いろいろな商品をネットや現物で調査し、自分でも様々な構造を考えて迷いに迷いました。最終的にはキーケースとしての使い勝手を軸に据えると決めて、そこにコインケースとカード入れを追加した形状にしました。詳細はまた明日ご紹介させて頂きます。

 

ここに行って、こうなりました

2015-6-22

 

ご不便おかけしており申し訳ありません。日光今市のスケボーパーク。初心者なのに突っ込み過ぎて派手に転倒しまして、肘の骨が欠けてしまいました。人生ではじめての骨折、入院、手術を終えて先週末に再診を受けたことろで、今週末に抜糸の予定。最初に近所の整形外科で看て頂いたときは完治まで2、3ヶ月とのことで先は長そうです。年明けから馬車馬のように?縫いまくってきましたが、この機会に技術、環境などを再整理してレベルアップを図りたいと思います。ブログも少しずつ再開していきますので今後ともよろしくお願いします。

 

お知らせ

2015-6-5

 

実は昨日不注意から怪我をしてしまいまして、しばらく連絡が滞ります。ご迷惑おかけして恐れ入りますがよろしくお願いいたします。

 

CLIP withoutcoin Russian x Whisky

2015-6-4

 

コインケース無しのマネークリップで右利き仕様です。真ん中にマネークリップがついていて、開くとお札が左右にバラけるのが既製品でよく見るタイプ。こちらは利き手に合わせて製作しており、札押えがついているので必要な枚数をめくって取り出す形式です。使いやすいのと同時にその動作がカッコいい。表革はロシアンで内装はスタンプをあしらったウィスキーの組み合わせ。「想像以上で、大感激です。経年を楽しみながら、大切に使っていきます。」すっかり定番として成長してれました。

 

LOF A4 #amendment

2015-6-2

 

ペンホルダは下も革で覆うように修正したパーツに交換し、小物入れは外れにくいようにボタンを追加しました。「届きました!本当に感謝しております。これから大切にどんどん愛用させて頂き、また御報告致します。仕事が頑張れそうです。」 新しい構造に新しい素材が掛け合わさって難しい部分もありましたがようやく無事に納品出来てホッとしています。お客様ならではのストーリーを色で盛り込んだ特別なひと品。これからどんなストーリーを刻んでいくのでしょうか。ご注文ありがとうございました。

 

シューホーンのサイズ

2015-5-31

 

昨年ラインナップに加えてからよく製作しているシューホーン。自分の踵の型を石膏でとり、それにサイズやカーブ、反りを合わせています。大きさは(最大部で金具含まず)8.5x4cm程度。これは携帯性を考慮した上で使いやすさが犠牲にならないサイズを意図しています。しかし、もう少し大きいものが欲しいというリクエストも頂いているので長さを10cm程度にしたものを製作してみようかと思っています。

 

Taste of DarkCognac

2015-5-29

 

ダークコニャックの色合いがわかりやすい写真を。ロットによる色ブレがかなりあるのは、均一を求められる日本タンナーの革と異なります。内装のスタンプはウィスキーのものを使用しています。淡色のウィスキーのみ汚れ防止のために日本代理店で押しているのでくっきりと丁寧です。

 

VERT DarkCognac x Whisky

2015-5-28

 

縦配列(VERTical array)であることから名付けました。ちょと長財布が増えてきて管理上モデル名が必要だったのです。表革はダークコニャックで内装はウィスキーというコンビ使い。ウィスキーは淡色につき傷などが目立ちやすい面があるので、表革を濃色で内装をウィスキーにするのは実用的な組み合わせかと思います。 「本当にありがとうございます。大事に使わせていただきます。」 ご注文ありがとうございました。

 

Galuchat x 黒桟 TOTE #5

2015-5-26

 

底は地面に擦らないように厚めの芯材を入れた上で高さのある底鋲を打っています。電車やレストランなどで荷物を気兼ねなく床置き出来るのは非常に便利なんです。「素晴らしい出来映えに気分が上がりました。 大切に使わせていただきます。」 カタチの見えないものを1年もお待ち頂いて本当にありがとうございました。長く難しい取り組みになったので途中で何度も逃げ出したくなりましたが、なんとかまた一つ大きな階段を上ることが出来ました。

 

Galuchat x 黒桟 TOTE #4

2015-5-25

 

内装には脱着できる上下2段のポケットを備えています。内縫いなのでサイズの割には大容量。反対側のリングはシューホーンやキーホルダなどを下げるところです。小さいものがバッグにうもれていると探すのが面倒なので。内装はブラックのスウェードですが底面のみは明るい色のアメ豚にしています。アメ豚は摩擦に強い素材で、明るい色にしているのはバッグの中を明るく見やすくするためです。

 

Galuchat x 黒桟 TOTE #3

2015-5-24

 

マチは台形にして上部ファスナーを付けました。鞄という雰囲気がグッと出て来ますね。ファスナーの引手はハンドルに合わせて編み込み。引き始めがスムーズになるようにファスナーの先頭は少し下げた位置にしています。ガルーシャは硬いビーズが仕立てを困難にしており、それをギリギリまで削ってミシンで縫えるようしたり、ビーズを残していても縫製用の溝を掘っていたりするものは見たことがあります。しかしこの品はビーズが残っていながら溝も掘らず総手縫いという珍しい仕上げ。ガルーシャのビーズをそのまま活かしながら手縫いの強度を持つのがメリットです。

 

Galuchat x 黒桟 TOTE #2

2015-5-23

 

ハンドルは黒桟のロープです。金具周りは縫製し、パッドの中で終端しておりフリンジが出ないため非常にスッキリとしたデザインになっています。過去に一度やったことのあるこの仕様。今回は剛性を増すために黒桟に裏張りをして編み込みました。パッド裏にはいつもながらの柿渋浸け鹿革。鹿革はクッション性のある素材で吸湿・速乾性に優れており、更に抗菌・防臭の効果を加えたものです。ロープはバッグの荷重に対してサスペンションの役割を果たしてくれるので、2重のクッション作用を備えたハンドルになっています。

 

Galuchat x 黒桟 TOTE #1

2015-5-22

 

前胴はガルーシャ(エイ革)3枚ハギ、後胴は黒桟の一枚革です。ガルーシャは表面がカルシウムの硬いビーズで覆われた革。後胴は体に当たる側になるので、ガルーシャのビーズが傷つかないように、逆にベルトなどがガルーシャのビーズで傷つかないようにとの考えです。前胴に使用したガルーシャは軽く銀スリ(表面を削ること)をかけており、硬いビーズの大部分は残っていますが頂点のフラットな面が光を反射することで宝飾品のような美しさを放っています。泳ぐ宝石とも言われるガルーシャ。難易度が高いですが非常に魅力的な素材です。

 

ガルーシャ3枚ハギ

2015-5-21

 

昨年の春にお問い合わせを頂いてから1年。ガルーシャを用いた大物アイテムがようやく完成しました。僕がこれまで製作してきた中では最も難しかったもので、注ぎ込んだ労力も尋常じゃありません。明日からご紹介していきたいと思います。

 

突き抜けた熱量

2015-5-19

 

「どんな感じで彫りますか?」「格好良いと思うモノをお願いします」宇都宮でジュエリーの製作をされているTETORIさん。たまたま知り合う機会があり、シューホーンにつけるシルバー925のスナップに彫りを入れてもらいました。正直受け取った瞬間は余りにも細かすぎて良くわからなかったのですが、見れば見るほど徹底的に精緻な装飾が施されておりひたすら圧倒されるばかり。なんとスナップを開いた時に現れる場所(普段隠れているところ)にまで彫りが。持ち帰ってからもずっと眺めていたくなる魅力を持つ逸品です。オーダーしてくれたスクルージさんのブログ紹介記事はコチラ。お任せの依頼に全力で応えてくれたTETORIさん。その突き抜けた熱量には清々しさすら覚えました。僕も見習いたいと思います。ありがとうございました。シューホーンは当方でオーダー受けておりますが、他にも気になる方は是非お問合わせてしてみてください。

 

LOF A4 #6

2015-5-17

 

もう一つは見えている隠し仕様。薄めに染めた藍染コードバン(左)に黄、緑、赤と染料を塗り重ねて(右)奥行を出しています。パッと見は分かりませんが日光に当ててみると藍の中に五輪カラーの色合いが見て取れるという仕掛けです。

 

LOF A4 #5

2015-5-16

 

カード入れ4列の裏は青、緑、黄、赤。表は黒桟の黒です。見覚えのあるカラーリング。そう、五輪カラーですね。オリンピック関係のお仕事をされている方なので、隠し仕様として入れてみました。

 

LOF A4 #4

2015-5-15

 

小物入れは内部に仕切りを設けて消しゴムなどを入れられるようにしています。取り外し出来るボタン留めですが、サイズが大きいこともあり外れにくくして欲しいというご要望がありボタンを追加する予定です。

 

LOF A4 #3

2015-5-14

 

ペンホルダはメモ帳の横に4本分。1番右は万年筆用に太めにしてあります。もともと下も革で覆って欲しいとのご要望があり、下をすぼめることで落下防止の機能は果たすかなとスッキリしたデザインにしたみたのですが、ここは部品を付け替えて修正予定です。

 

LOF A4 #2

2015-5-13

 

カード入れ。ご要望に合わせて沢山つけました。ノート収納の裏側に8x2面で16ポケット。裏表紙のところに切り込みで2箇所。これだけあると流石にに縫うのも大変です。

 

LOF A4 #1

2015-5-12

 

以前からご要望があったLOFのA4版を製作しました。A4ともなるとかなり大きいので左側のスペースはROHDIA#14の横にペンホルダ4つ、上部は小物入れを2つを配置。表革は黒桟極で内装は藍染のコードバンという組み合わせです。

 

新しい扉

2015-5-10

 

最近ハマっているのがスケボーです。近所の飲み屋のお兄さんがやってたのがきっかけ。製作をやっているとどうしてもこもりがちでホントに運動しない。というか外にすら出なかったり、、、。手軽に始められて興味を引くものがないかなと漠然と思っていたところに上手く飛び込んできました。昼食後に近所の公園で軽く滑ってます。40歳になってスケボー始めるとは思ってもいませんでしたが、新しいことはやっぱり楽しい。考えて工夫して出来るようになっていく。そういうことが好きなんでしょうね。

 

シューホーン

2015-5-8

 

プレゼント用にご注文頂いたシェルコードバン#8のシューホーン。金具は真鍮です。裏には刻印をしているのですが、製作の工程からきっちりセンターに押すのが難しい、、、。少しズレてしまったのでもう一つ製作しようと思ったのですが、思い直してダークコニャックで糸とコバを黒にしたものを製作しました。テイストを変えたものを製作して選んで頂いた方が良いかなと思ったのです。「どちらも素晴らしい商品で、自分用も欲しくなりました」 以前からご注文やお問い合わせを頂いているお客様。いつもありがとうございます。

 

デスクパッド

2015-5-6

 

表革は焦げ茶のブライドルで裏張りはエバーグリーンのピッグスウェード。摩擦が確保されて滑りにくくなるため使いやすいんです。A4プラス3cmというサイズのご指定で24x33cm程度とかなり大きめ。手縫いの引き締まった縫い目がぐるりと一周すると、それが出しゃばらないデザインとなり迫力があります。

 

携帯ストラップ エレファント x green

2015-5-4

 

端材があったのでこちらも製作しました。焦げ茶に染色したエレファントにエバーグリーンのスウェードでライニング。焦げ茶と緑はとてもしっくりくる好きな色合わせです。小さなアイテムですが非常に存在感がありますね。

 

携帯ストラップ #8 x エレファント

2015-5-2

 

極薄にしたエレファントをグリーンに染色して、シェルコードバン#8に裏張りしています。あまり良い発色は得られないだろうと思いつつ試してみたんですが、意外にもキレイに染まりました。やってみないとわからないもんですね。エレファントで裏張りすることで伸び止めの効果もありしっかりしていい具合です。

 

PALM 黒桟

2015-4-30

 

最近気に入っているのが黒桟革のアメ豚裏張りで、パリッとした仕上がりになります。PALMは最小限の革で包むことを条件に、ケースの開閉しやすさ、カードの一覧性、出し入れのしやすさを追求し設計しました。ある程度のカード枚数を入れておいたほうが形状がキープ出来ます。

 

LOF #4 x Bridle #2

2015-4-28

 

ペンホルダーは下を少しすぼめた形状に変更してよりスッキリと。留具はマグネットのボタンを使用。開け閉めが容易で、ノートカバーの表面に出っ張りができないのが良い所です。根元だけ革を斜めに薄くすることで立ち上がりをつけて、右手で外しやすい重なりにしています。

 

LOF #4 x Bridle #1

2015-4-27

 

「相変わらずの完成度で、#4のしっとりとした吸い付くような手触りと存在感はビジネスの良いアクセントとなり、LOFの機能性と相まって仕事への意欲をかき立ててくれるアイテムとなりました。」スタンプ位置を合わせて切り出し、これだけ贅沢にシェルコードバンを使ったノートカバー。革好きにはたまらないひと品ですよね。もちろんビジネスツールとしても考え抜いたものなので、機能も素材も存分に味わって頂ければと思います。いつもありがとうございます。

 

RHODIA #11 case Elephant + green #2

2015-4-24

 

「最高にカッコイイです。明日からの仕事が捗ります」メモ挟みは黒桟を使用しました。筆記する際にちょうど右手が乗っかる部分になるので、ベタつきが少なく快適にお使いいただけます。裏張りはポイントのカラーにあわせてグリーンのリザード。「黒桟の裏張りのリザードグリーンは鮮やかでメモを挟むときにチラっと見える色として最高です。黒桟の手触りがサラっとしていて、メモを取る時の妨げになりません。ペンホルダーも使用中のペンにぴったりでした。最高の品に感謝します。今回も制作ありがとうございました」いつもありがとうございます。

 

RHODIA #11 case Elephant + green #1

2015-4-23

 

水分に強い革でロディアケースを、ということでご提案したのがエレファントです。通常の革は水に濡らして乾燥するとパリッとしてしまうのですが、エレファントは元のしなやかさをキープするのです。裏張りとステッチはエバーグリーン。非常に雰囲気のある好きな色です。ペンはラミーのサファリをご使用ということで合わせて製作しました。ブラブラしないように少し長めにしてあります。

 

経験と制約

2015-4-21

 

先日製作したTRUMPのアレンジバージョン。コインケースを取り外してボックスタイプに交換しました。初回製作時には少し縦長になるためボックスは出来ないと思い込んでいました。上下のマチが中央まで届かないためコインが溢れるリスクを心配していたのです。しかし、実際に製作してコインを入れて財布を振ってみても大丈夫。革で押さえ込まれた上で、財布がボタン留めしてあるのでコインがそれ程動かないのです。自分が積み上げた経験がいつの間にか見えない制約にもなると感じた製作でした。

 

サロンのお礼

2015-4-19

 

お休みの時間を割いてご来場くださり大変ありがとうございました。3時間は本当にあっという間。お一人お一人のお客様と十分にお話出来なかったのが残念なところではありますが、皆様に直接お会いできたことを非常に嬉しく思っています。ご注文くださったお客様につきましてはメールで詳細の仕様等フォローさせて頂きますので何卒よろしくお願い致します。いつになるか分からないのですが、もっと色んな場所に行ってみたいと思っています。

 

POCKET Elephant x shell cordvan navy

2015-4-17

 

こちらはサンプルで製作したものです。表革はライトグレーのエレファントでネイビーのピッグスウェードで裏張り。マチと仕切りはネイビーのシェルコードバン。ロイヤルブルーの糸を通してエッジを効かせてます。個性的なエレファントと色気のあるシェルコードバン。この組み合わせもすごく良いですね。明日のMサロンに持っていきます。希少革も多数展示しますので是非お立ち寄りくださいませ。

 

Big Short Strap

2015-4-16

 

「取っ手についてですが、サイズ感ばっちりです。」引手はショートでなるべく引きやすいものを新たに考えてみました。つまむのではなく指を引っ掛けるので楽に引けるのです。その為、縫製の根元に斜めに漉いた革を挟み込んでループを開いています。裏張りは柔らかなモミ豚。指への馴染みが心地よいです。「POCKETを使用しましたが、使い勝手が凄い良いですね!」いつもありがとうございます。

 

POCKET 黒桟 x shell cordvan dark cognac

2015-4-15

 

常連のお客様からのご注文。「雰囲気がとてもいいですね!アメ豚の裏張りも、オススメの黒で間違い無かったです!!良い意味で想定外のコードバンも黒桟茶にマッチしてました。この組み合わせ好きです。」黒桟はアメ豚で裏張りして張りを出し、マチと仕切りはシェルコードバンを用いています。黒桟とシェルコードバンも非常に相性が良くて最近気に入っている組み合わせなんです。

 

POCKET plus -shell cordvan whisky-

2015-4-13

 

鍵挿しを追加したPOCKET plus。デッドスペースとなる財布の上部に鍵の頭が来るので丁度よく収まります。「ウィスキーはイイ色ですね。だんだん濃くなる経年変化を楽しみたいと思います。」次は長財布のご注文も頂いております。ありがとうございます。

 

Mのサロン 詳細

2015-4-11

 

もう来週末に迫りましたMのサロン。告知記事はコチラ。入場無料、出入り自由です。使用する革の組み合わせ、糸の色など相談しながらご注文が可能です。ただ現金決済がNGなので、送料と振込手数料は当方負担で後日発送とさせて頂きます。日頃はひたすらこもって製作しておりますので、顔を見てひと声かけていただければ嬉しいです。

 

1 shell 3 piece #detail 3

2015-4-9

 

コインケースは表側に来る革を少し長くし、マチを多重に折り込むことで容量を確保しています。裏にカード入れがあるためケースが片側にしか膨らまないという条件が予想以上に厳しかったようで、別の構造のケースに交換する予定です。

 

1 shell 3 piece #detail 2

2015-4-8

 

カード入れの裏に風琴マチで2室、コインケースの裏に段カード入れ2室。結構仕様を盛り込んでいるので、パーツをなるべく薄く作ってもトータルではなかなかのボリュームになってきます。それでいて表側はなるべくすっきりとさせたかったので、カード入れのマグネットは帯を渡さずに直接つけています。当然留め金具がカード入れの内側に出てしまうので、その出っ張りを吸収してカードをスムースに出し入れ出来る工夫も施してあります。複雑な作りの場合はやり直す覚悟を決めて、まずは単純な形、次に狙った形で作ることがあります。最初から複雑な形を作りこもうとすると動けなくなってしまうからです。しかし、曲がりなりにも出来たものを解いてやり直すのは非常に勇気の要る作業。新しいパターンは相当なエネルギーを消耗します。

 

1 shell 3 piece #detail 1

2015-4-7

 

マグネット裏の金具の出っ張りを吸収するために丸くくり抜いた芯材(アメ豚)を張ってから薄い革で蓋をしました。革に出る金具のアタリは味と捉えることも多いんですが、なるべくフラットな方が好みなのと蓋の剛性を出せるためです。

 

1 shell 3 piece #3 TRUMP ex

2015-4-5

 

3点目はTRUMPのアレンジバージョン。というよりほぼ別のアイテムです。こちらはお客様が設計図を送って下さり、それを元に打ち合わせをして製作しました。「短い打ち合わせにも関わらずきっちりと仕上げられていて驚きました。細かい所まで良く考えられ、作り込まれており本当に気に入っています。」 納得の行く財布をかなり探し求めてこられたようで、お送りいただいた設計図は非常に完成度が高くやりたいことが分かるものでした。お陰様でご希望に近いものにすることが出来ました。ただ、後日連絡をいただきコインが希に出てしまうことがあるとのこと。薄くシンプルなデザインにするためにマグネットを使用したのですが、ちょっと欲張りすぎました。別の案を考えてコインケースを交換するつもりでいます。

 

1 shell 3 piece #2 SWITCH

2015-4-4

 

2点目はSWITCH。マグネット留めの3つ折り長財布で、カード、コイン、紙幣の各機能へのアクセスが容易かつ素早く切り替えられることを意図した設計です。「Switchも素晴らしいです。カード入れのマチの大きさもあり使い易く、風琴マチ側にも割り振れて整理がし易いです。」 極薄に漉いてから貼り合わせたアメ豚を、マチやコインケース、カード入れなどに使用しているので薄くても張りと強度があります。

 

1 shell 3 piece #1 PALM

2015-4-3

 

シェルコードバンのレギュラーカラーの王道とも言える#8。定番ですがやっぱり魅力的な色ですね。1枚3点仕立ての1点目はカードケースPALM。大容量で上部が大きく開くため見やすいのが特徴です。ご要望でマグネットを2つに変更し、蓋は芯材を挟んで剛性を増しています。実は芯材を丸くくり抜いているので、金具のあたりを低減する効果もあります。

 

2015-4-1

 

都内に革の仕入れに行ってきました。浅草橋で自転車をレンタルして革を探し回ったり、漉き屋さんで加工をお願いしたり。ちょうど良いタイミングだったのでコンビニでおにぎりとお茶を買って隅田公園で昼食。年明けから新しいパターンを製作することが多くて正直かなり消耗して搾りカスみたいになってましたが、春の陽気の中で桜を眺めながら風に吹かれていると緊張が和らぐのを感じました。僕は経験豊富な作り手ではないので試作を重ね気合と根性でモノがしっくりくるところまで辿り着いています。ただ、気力が残っているうちに適度に充電していかないといけませんね。

 

illust to real #3

2015-3-29

 

「財布を手にした瞬間、ここまで理想・想像以上な物に圧巻され感動し力が抜けてしまいました!!本当にスケッチ通り以上で黒染めも完璧で、アメ豚の仕事も見事です。大げさですが世界に一つだけの財布大事に使いたいと思います。」お客様の思いを感じて、自分のエネルギーを込めて打ち返す。そんな熱量の応酬の中から生まれるのはまさに世界でひとつだけのアイテムです。「今回初めてお願い致しましたが、本当に良かった大満足です。 」 ご注文ありがとうございました。

 

illust to real #2

2015-3-28

 

札入れの内部には極薄のアメ豚を用いています。薄くしても張りがあり摩擦にも強いので、内装にはもってこいの素材なんです。スタンプ革はアメ豚で裏張り補強。仕切りは折り返して貼り合わせたアメ豚です。

 

illust to real #1

2015-3-27

 

シェルコードバンの二つ折り財布。札入れは仕切りを入れて2室、カード入れは4段でポイントに黒を入れており、表革も黒です。仕様を詰めていく過程でお客様がイラストを描いてくださいました。まさかこんなに上手な絵を送って頂けるとは(笑)。小さい頃から図工が得意だったそうで、自分もそうだったなぁと思い起こしたり。イメージを共有するのにとても役にたちました。

 

TRUMP Russian x #4

2015-3-25

 

なんと女子大生の方からロシアンのご注文を頂きました。革が大好きでエレファントなど希少な革製品も所有されており、このたび究極の希少革と言えるロシアンのオーダー。カード入れとコインケースがついたショートの財布で上部がアオリになっているので札の出し入れが容易です。かなり頑張ってアルバイトをされたそうで、お金のない学生時代にここまでの投資ができる強い想いを持たれていることに自分もはっとすることろがありました。財布とともに素敵な女性に成長していってください。ご注文ありがとうございました。

 

CLIP 左利き Navy x Whisky + Russian

2015-3-23

 

表革はシェルコードバンネイビー、内装ウィスキーにロイヤルブルーの糸。ポイントとして札押さえにロシアンを用いています。ネイビーにウィスキーのスタンプを裏張りしているので、内装のスタンプもクッキリ(ウィスキーのみ日本代理店でスタンプを押しているのです)。「家で改めて眺めてますが財布やっぱり素晴らしいです。神が細部に宿ってますね。」 これまでマネークリップとコインケースを別で持たれていたお客様。「小銭入れ付きの財布がここまで便利だったとは」がお使いになってからの感想でした。ご注文ありがとうございました。

 

PASS CASE shell cordcan Navy

2015-3-21

 

お世話になっている方への贈り物にとご注文頂きました。素材についてもご相談いただいて、30代の男性ということで若さと落ち着きのあるネイビーをご提案しました。「縫製とコバもとても丁寧な仕上げで、贈るのが楽しみです。」 自分が製作したものに気持ちが乗っかって人の手に渡るのは嬉しいことです。ご注文ありがとうございました。

 

A5 note & memo pad COVER #4ポケット

2015-3-19

 

コレもご要望いただいた仕様。書類を出し入れしやすい外向きのポケットを設けました。そしてアクセントに焦げ茶のクロコ名刺入れ。その上にはお客様専用におこした筆記体刻印で名入れをしています。「素晴らしすぎます。全てがイメージ通りで想像以上な作品でした。本当にありがとうございます。」 こちらこそありがとうございます。お陰様で色々と引き出しが増えました。僕の魂のカタマリ、長いこと相棒にしてやってください。

 

A5 note & memo pad COVER #3ベルト

2015-3-18

 

お客様から閉じ具としてご要望いただいたベルトについても改めて考えてみました。当然ながらカバーが開かないようにするのがその機能なので、ベルトの剣先をループに挿したらある程度外れないようにしておく必要があります。要はループに対して剣先だけをほんの少し大きくしておけば良い。幅を広げるという方法もありますが、なるべくスッキリとした見た目にしたかったので厚みの変更で対応しました。芯材を挟むことで途中から厚みを増して、先端にいくにしたがってまた元の厚みになるようにしています。

 

A5 note & memo pad COVER #2ペン挿し

2015-3-17

 

製作のためお客様からお借りしたモンブランのスターウォーカー ブラックミステリーのボールペンと万年筆。見た瞬間、手にした瞬間に使う喜びを与えてくれるものであることが分かる逸品ですね。ペン挿しもこれに見合うものをと考えました。ペンを収納するときにクリップが革厚を乗り越える抵抗を減らすため、クリップの部分だけは折り返して貼り合わせたリザードを用いています。長めにした内側の万年筆挿しは全体をしっかりガード、落下防止のために少しすぼめた形状にしました。使用頻度の高い外側のボールペン挿しは出し入れがしやすいように短めですが、ノートカバーのベルトとあわせてペンを保護するという考え方です。

 

A5 note & memo pad COVER #1全体

2015-3-16

 

A5のノートとメモパッドとペン2本を収納できるカバーです。表革はシェルコードバンのネイビー、内装はブライドルで一部アクセントにクロコを用いています。

 

カード入れの多いマネークリップの財布 #2

2015-3-14

 

完成はコチラです。なるべくコンパクトに仕上げるためにカードは少し重なりを持たせ、革厚も僅かに薄く。表革はコードバンの一枚革で内装はブライドルレザー。折り返しの裏に設けた免許書入れは極薄のアメ豚を折り返し貼り合わせたもので、薄さと強度を確保しています。「若干サイズが違うようでしたがかえって使いやすくなってます。この財布が痛んできたらまたお願いします。」 ありがとうございます。そう簡単には痛まないつもりですが、また機会がありましたら是非よろしくお願い致します。

 

カード入れの多いマネークリップの財布 #1

2015-3-13

 

海外で購入してから気に入って使い続けているが同じ形のものが入手出来ずに困っている、とのご相談でした。カード入れが沢山あり、確かに見ない形のマネークリップの財布です。現物を拝見するとコンパクトにまとまっており、お客様が拘られている理由が良くわかりました。機能、デザイン、耐久性という観点から構造を考えて、手縫いの財布として仕立てます。

 

エレファント A4ドキュメントホルダー

2015-3-11

 

あわせてご注文頂いたのがコチラです。焦げ茶に染めたエレファントにエバーグリーンのピッグスウェードを裏張りして雰囲気たっぷりに。表から色が見えない上側の革の裏張りはアメ豚にすることで張りを出しています。縫糸もアクセントにエバーグリーンを入れていますが遠目で見ると違和感なくおさまっています。「今回も革の質感と機能性が融合しており素晴らしいです。仕事が楽しくなりそうです。象革はなんとも言えず良い質感ですね。」 象革は光の加減で表情が変わる面白さもありますし、面積が大きいのでエージングも存分に楽しめると思います。いつもご注文ありがとうございます。

 

エレファント 印鑑キャップ

2015-3-10

 

もともと自分用に製作したのが始まりでした。外出先で印鑑を使うときに朱肉はだいたい用意されていますし、自分の席には朱肉を用意しておけば済む。ということでインク汚れが他に着かず、極力コンパクトに持ち運べるキャップにしたのです。今回はエレファントで製作しました。裏張りの黒桟は印鑑とシボの頂点で接するため摩擦が少なく、ピッタリと収まりますが出し入れがスムースです。

 

WRING 黒桟xブライドルxスウェード

2015-3-9

 

引っ張りに強いブライドルの一枚革と、スウェードで裏張りした黒桟の組み合わせ。黒ニッケルの金具は黒桟の煌めきと相性が良く好んで使っています。リングベルトなので無段階の調整ができて、スウェードの裏張りによりしっかりと締まります。革を漉いて滑らかに繋いでいるので余計な引っかかりもなく快適。床面は柿渋を浸透させてからフノリを塗り磨いて仕上げています。「ベルト受け取り、昨日より連日使っています。三種類の革を味わえる贅沢なベルトです。今後の展開にも期待しています。」 ご注文ありがとうございました。

 

ZinRyu Bespoke 仮縫い 2nd

2015-3-8

 

ベルトを留めた時の革の位置にズレがあるとのことで修正しての仮縫い。今度はバッチリです。いよいよ来月には完成とのことで楽しみです。

 

Elephant TOTE #3

2015-3-6

 

スッキリとした見た目の胴体を作るためにハンドルの付け根と留め具のマグネット、内装ボタンの縫製は集約しています。そのためこの部分の革厚は8mm程にもなります。ここまで分厚い重なりを正確に縫えるのも手縫いならではと思います。また、底と胴体の縫製もエッジを縫えるわけではないので非常に労力を要します。もともと縫製距離が長いこともあり、ひとつ製作すると完全に一回抜け殻、、、縫い殻?になります。

 

Elephant TOTE #2

2015-3-5

 

ハンドルの持ち手部分はブライドルを2枚重ねて握りやすく、裏には鹿革を張ってクッション性・吸湿性を確保しています。鹿革は柿渋に浸けているので抗菌、防臭の効果もプラス。真鍮金具はアンティークゴールドのメッキを施しており、使い始めからこなれた雰囲気です。

 

Elephant TOTE #1

2015-3-4

 

昨年見つけてから非常に気に入っているのがエレファントです。お客様の試作を兼ねてトートを製作しました(バランスをみるためにショルダー用のリングをつけているのです)。しかしその存在感たるや半端じゃありません。このトートは素材の良さを存分に味わえるのも大きなポイントで、素材の組み合わせによりその魅力はさらに高まります。幼稚園に通う息子はぞうさんバッグというトートを使っていますがこちらは大人用。本物のぞうさんバッグです。

 

Mのサロン、再び

2015-3-2

 

一昨年開催され大盛況だった企画「Mのサロン」が帰ってきました。告知記事はコチラ。ブツ欲日記主催のMさんと交流のある職人が集まり、そのプロダクトを展示するとともに、普段は顔を合わせることのない作り手と直に交流できるイベントです。当日ご購入いただける現物も用意しますし、相談しながらのオーダーも可能です。ご都合があえば是非遊びに来てください。どんなやつなんだろう?と顔を見に来るだけでもOKですので。

 

Whisky TOTE #3 bottom

2015-2-28

 

底は厚みのあるブライドルレザーに芯材を張り合わせ、内装は摩擦に強いアメ豚を張っています。高さのある底鋲を打っているので床置きが出来て非常に便利です。「藍染めトートと並べて飾っていますがやっぱり想像以上の出来です。箱から出して、しばらく無言でながめていました。隅々までキレイでたまんないですね。中央に配置されたスタンプがやっぱりうれしいです」 そうです。なんと藍染トートに続きウィスキーのトートもご注文を頂いたのです。おかげさまでまたひとつ、送り出すのが名残惜しいものを作ることが出来ました。ありがとうございます。

 

Whisky TOTE #2 module design

2015-2-27

 

外観はこのような感じです。やはりシェルコードバンを丸2枚使った胴体の迫力は凄まじいものがあります。取り外し出来るハンドルは持ち手部分の表革もシェルコードバンに。裏に貼った鹿革はもともと吸湿性、クッション性に優れた素材ですが、これを柿渋に浸けてから乾燥させており抗菌、防臭の効果も持たせています。

 

Whisky TOTE #1 double center stamp

2015-2-26

 

やりたかったのはこれです。シェルコードバンのトートバッグ内装センターにダブルのホーウィンスタンプ。コードバンからトートの胴を切り出す場合、スタンプの向きが横になっていないと厳しいんです。ちなみにセンター配置が出来るのはウィスキーのみとなります。

 

スタンプの向き

2015-2-25

 

代理店様のご協力を得てスタンプ横向きのシェルコードバンを入手しました。通常は右側の写真の様に、HORWEEN-USAのロゴと同じ向きにスタンプが押されています。

 

ロシアン時計ベルト 修理

2015-2-23

 

zinryuさんからのご依頼で製作したロシアンの時計ベルト。ループが割れてしまったとのことで交換修理を行いました。通常は定革(バックル近くの固定されたループ)と遊革(動くループ)があるのですが、遊革だけあれば十分とのこと。糸をほどき裏張りの革を外してから定革は外しました。定革がないとその分コバはキレイに仕上げられます。念のため遊革を一つスペアで付けました。コバは蝋をブレンドしたワックスで強化しています。

 

A5ノート & RHODIA n16 カバー #4 x ブライドル

2015-2-21

 

左側にA5ノート、右側にRHODIA n16を収納するカバーです。表革はシェルコードバンの#4で内装はキャメルのブライドル。同じタンナーの同じカラーなのですが、ロットの違いにより内装のブライドルは色味が異なってしまいました。日本なら出来るだけ均一に揃えようとするところですが、海外は気質が違いますね。楕円形のシェルコードバンからこれだけの面積をスタンプ位置まであわせて切り出すのはかなり贅沢な取り方です。「大変喜んでおります。革小物は大人の楽しみといいますが、むしろ今は人生で初めてクリスマスプレゼントをもらったときのように二つの品を飽きずに眺めております。」 ご注文ありがとうございました。

 

名刺入れ #4 x ブライドル

2015-2-20

 

表はシェルコードバンの#4で内装はキャメルのブライドルです。こんなにシンプルなものでも時折あらたな発見があり、ほんの少しずつディテールが変わっていたり。飽きないもんですね。同じ素材の組み合わせでもう一点、ご注文を頂いております。

 

黒桟 馬蹄

2015-2-18

 

馬蹄は驚くほど奥が深いアイテムで、これまで型紙や作り方などコンマ数ミリのレベルで調整を重ねてきました。黒桟で製作したのは初めてだったのでまた新しい要素が加わったのですが、理想に近いプロポーションになりました。裏張りも黒桟を使用することでコインが流れるように滑り降りてきます。「黒桟の黒もやっぱりカッコいいですね!! コインの滑りも良くて、とても使いやすそうです。」 ご注文ありがとうございました。

 

フリスクケース クロコ脚

2015-2-16

 

縫い代が出っ張らないようにエッジを縫い合わせてスッキリと仕上げています。「想像していた以上にすばらしく大変満足しております。」 クロコの脚はフリスクケースの他にも、ライターケース、ティッシュケースなど小さな筒モノを製作していますが、溝が深く分厚い斑がワイルドで非常に面白みのある仕上がりです。ご注文ありがとうございました。※残念ながらティッシュケースが製作できるサイズの革はなかなか手に入りません。

 

藍染クロコ時計ベルト

2015-2-14

 

非常に美しい藍染クロコで製作したのは8-6mm幅の時計ベルトです。このサイズになると普通は接着剤を使った張り合わせですが、手縫いでバランス良く仕上げるためにエッジから1mmを縫製しています。表革は斑が細かく美しい部位、遊革はらせん状の模様になる部位を切り出しています。裏張りは黒桟革で耐久性と機能性を確保。スペアのベルトはリザードです。

 

クロコ時計ベルト

2015-2-13

 

飲み屋で知り合った方からのご依頼で製作しました。時計本体は18金なのでこれに見合う素材としてクロコを用いました。10mm幅のベルトなので柔軟性に富み、細かい斑がキレイに入る部位を切り出しています。裏張りは黒桟革。メリットは革自体の耐久性と、漆コートされたシボの頂点で肌に接するため着け心地が良いことです。とは言っても一本を使い続けるとどうしても痛みが早いため、リザードでスペアベルトを製作しました。こちらも黒桟で裏張り。リザードのグリーンも18金に非常に良く似合いますね。汗をかく夏場はこちらをお使い頂ければと思います。ご注文ありがとうございました。

 

ZinRyu Bespoke 仮縫い

2015-2-11

 

その比類なき靴作りで多くの人を魅了しているZinRyuさん。1年程前に採寸をしてから事情により伸び伸びになっていたんですが、あまりにも時間が経ったので木型の考え方にも変化があったそうで。削り直した木型(右側)で再び仮縫いとなりました。仮靴を履いてみたところ違和感がまったく無くて、足袋を履いているかのような感覚。もちろん一発OKでした。このラストが黒桟革をまとった時に描き出す煌きの曲面が非常に楽しみです。

 

A5 NOTE COVER dark cognac x 黒桟

2015-2-10

 

表はシェルコードバンのダークコニャック、内装はブライドルのチョコと黒桟茶の組み合わせ。左側はポケット付きのフラップ、右側はポケットをつけています。表面に出っ張りを作りたくないが留め具が欲しいとのご要望で考えたのがコレ。左利きのお客様なので左手で外しやすい重なりにしています。

 

holiday for two #4 colors

2015-2-8

 

奥様には揃いのミニ財布とキーホルダーを製作しました。ご主人の方は緑に茶色で葉と幹、奥様の方は緑に紫で葉と実、二つ合わせて実のなった常緑樹を意味しています。常緑は不朽の象徴。お二人の関係も末永く実りのあるものであるようにという願いを込めたものです。日々何かと忙しくされているかとは思いますが、たまの休日にはこれを持ってお二人で素敵な時間を過ごして頂けたら嬉しいです。「想像を越える出来映えに大変満足しております。この週末に妻にも渡した所、大変喜んでおりました。大事に大事に使わせて頂きますね。」 ご注文ありがとうございました。

 

holiday for two #3 onからoff

2015-2-7

 

製作したのはミニ財布2FACE plusとシューホーンです。財布は紙幣とカード用の外ポケットがあり、マチを開くとコイン収納も。シューホーンはリングに鍵も付けらるので、後は携帯があれば身軽に出かけることが出来ます。ご主人のonの時間を担ってきたアイテム。その役目を終えてこれからはoffの時間を過ごすのに使っていただきたいと思い、これらのアイテムを製作しました。ちなみに内張りは水ヘビ。極薄のフィルムのような素材で、陸生のヘビと異なりウロコが立ってこないのが特徴です。

 

holiday for two #2 解体

2015-2-6

 

裏張りは伸び止めの入った極薄のシンセティック、コインケースの表は分厚い芯材、正面は薄い芯材、マチは芯なし、カードケースの横は縫製で補強してあったり。色々と勉強になりました。長いことお使いになっていた財布なので革は色落ちやヨレがあります。取り出した革はクリーニング、成形(プレスして真っ平らな状態にする)、染色、加脂してから磨いたので、傷は残っているものの相当に綺麗な状態にまで持っていくことが出来ました。染色は緑に黒を混ぜた染料を作り、シャープな雰囲気に仕上げています。

 

holiday for two #1 order

2015-2-5

 

奥様からご主人への最初の贈り物。何か揃いのアイテムにリメイクをとのご依頼でした。1年程前にシェルコードバンの3点仕立てを納品させて頂いて、こちらの長財布とコインケースがお休みしていたのです。こちらも無期限のオーダーだったので、じっくりとアイディアを練り上げてから製作に入りました。

 

LOF 黒桟xブライドルxネイビー

2015-2-3

 

飲み友のO君からのご注文。表革は黒桟黒にネイビーの裏張り、内装は黒桟茶とブライドルです。昨年会った時にノートカバーが欲しいとのことで、設計思想や使い勝手などLOFの説明をしたらすごく納得、共感してくれたんです。LOFはノートに貼るフォーマットも含めて非常に優れた道具なんですが、きちんと商品説明が出来ていないなと感じています。

 

CLIP without coin 黒桟xブライドルxエバーグリーン

2015-2-2

 

宇都宮マルシン靴店さんのサンプルです。表は黒桟の一枚革でスッキリと、内装もグッとおさえていますが大人っぽい雰囲気のある合わせです。札押さえはダイアモンドパイソンで裏張り。蛇を財貨の守り神として。

 

スモールクロコ1枚革のA4クラッチ#2

2015-1-31

 

新規事業のパートナーとしてご注文頂いたこのアイテム。裏張りは不朽を意味するエバーグリーンのスウェード、蓋裏には黒桟「極」世界一の現物を用いています。「最高です!完璧すぎます!自分のイメージ以上の仕上がりでした!色んなクラッチを探してきましたが、これで本当に一生モノのクラッチに出会えました。新しいビジネスのスタートに合わせ、使わせていただきます!」 新たなるビジネスの成功を心から祈っております。ご注文ありがとうございました。

 

スモールクロコ1枚革のA4クラッチ#1

2015-1-30

 

巨大なスモールクロコでA4のクラッチバッグを製作しました。蓋まで1枚革で、ここまで大きなサイズでコンディションの良いものはなかなか手に入りません。

 

ひさしぶりとありがとう

2015-1-28

 

会社員時代の同期が注文してくれました。「表は落ち着いた色だけど、チラッとみえるところにインパクトがあって、中も変化があると楽しいかな」とのことで、表革はシェルコードバンのダークコニャック、内装はブライドルに黒桟で変化をつけて、マチは色合わせしたリザードを使いました。「カッコいいの作ってくれてありがとう」 こちらこそありがとね。そっちも大変だろうけど、こっちもヒーヒー言いながらやってます。お互い頑張りましょ。

 

たくさんの印鑑 #6幸運

2015-1-26

 

引手の裏には四葉のクローバーを刻印しました。ファスナーを閉じることが幸運との出会いを意味するように。「期待に違わぬ実物に大満足です。新春早々、いいお年玉が来たみたいでうれしいです。使い込むことによる経年変化が楽しみです。」 また「まだ、使い始めたばかりですが、すっきりしてとても使いやすいです。」とのご連絡も頂きました。やっとことのない仕様をたくさん入れたので時間もかなりかかりましたが、お役に立てたようで何よりです。ご注文ありがとうございました。

 

たくさんの印鑑 #5ラウンド

2015-1-25

 

閉じはダブルのファスナーでラウンドにしました。ダブルなので上部だけを開けてペンやカードを取り出したり、大きく全開にすることも出来ます。マチの幅を確保するためファスナーの両脇は革のテープを縫い付け。エンドはやはり革で密閉出来るように覆っています。

 

たくさんの印鑑 #4配置

2015-1-24

 

中央のペン挿しを仕切り代わりにして、右には朱肉とケース入り印鑑。左はカードと鍵の収納を配置しました。印鑑ホルダーは左側のスペースに収納します。

 

たくさんの印鑑 #3朱肉

2015-1-23

 

朱肉の収納は絞りで作りました。可塑性と言って水で濡らした革を力を加えたまま乾燥させるとその形状を維持するんです。入口は朱肉の直径より少し小さくしているので逆さにしても落っこちることはありません。入れるときはそのまま押し込み、取り出しは反対側のカットから押し出すだけ。ぴったりと収まっていると気持ちいいですね。

 

たくさんの印鑑 #2ホルダー

2015-1-22

 

大量の印鑑をどうやって整理するか。見やすく出し入れのしやすい収納は?と考えたのがこの印鑑ホルダーです。一つのスロットに上下から印鑑を差し込み、両面にしてあるのでこれだけで24本の印鑑が収納できて非常にコンパクト。最初から一本一本のホルダーを作ることは決めていたのですが、暫くはどうやってそれをケースに作り込むかという前提の中で考えており、機能性や耐久性の観点から行き詰っていました。しかし本体から独立した印鑑ホルダーとすることで、見やすく出し入れ容易で後から仕様変更も出来るようにしたのです。

 

たくさんの印鑑 #1オーダー

2015-1-21

 

ご相談を頂いたのは昨年の夏。認印やケースに入った印鑑が20本以上、加えてカードや朱肉、鍵などをビニールのケースに入れており、これらを収納する革のケースがご要望でした。これだけあると探すのがまず大変、そして見た目もよろしくないですね。無期限のオーダーだったので、余白の時間に様々なアイディアを巡らせて練り上げていくこと5ヶ月。これなら大丈夫としっくりくるアイディアが出来たので、ご確認を頂いてから製作に入りました。

 

POCKET plus -whisky-

2015-1-19

 

鍵挿しを追加したPOCKET plus。紙幣、カード、コインと鍵をコンパクトに収納できて、大きなマチにより窮屈感なく使えるのが特徴。これ一つと携帯があれば出かけられる便利な財布です。「新しい相棒が出来ました。嬉しく思います。」 そう言っていただくとこちらも嬉しいです。是非長いこと相棒にしてやってください。早速次のオーダーも頂きました。あわせてお礼申し上げます。

 

CARD CASE 黒桟xブライドル 常緑

2015-1-17

 

エバーグリーンでライニングした黒桟を表側に内装はブライドル。ポイントで一箇所黒桟を入れています。糸の色は緑も考えたのですが、試し縫いしたところ少し強すぎるように感じて、名刺入れというアイテムの性格も考え黒にさせていただきました。「想像を上回る出来栄えで大変満足致しました。非常に細かい、心のこもったお仕事ぶりに感動しました。」 ご注文ありがとうございました。

 

1 shell 3 piece DarkCognac #4 yell

2015-1-15

 

真鍮金具を付けたシューホーンを端材で製作し、以上4点で納品。「いやぁ、良いですね。シックな感じがずっと相棒の予感がプンプンします。」 たまたま僕と同い年で会社で頑張っているお客様。応援する気持ちを込めながら縫いました。薄めに染色したコバは徐々に色が沈み艶を増して、より魅力的になっていくことと思います。僕らも良い変化が出来るようにお互いに頑張って行きましょう!

 

1 shell 3 piece DarkCognac #3 KEY CASE

2015-1-14

 

3点目はキーケース。ダークコニャック、ブライドルと黒桟の組み合わせ。金具のカラーはすべて黒ニッケルで、これは内側に配した黒桟の煌きと良く似合います。「ガンメタなメッキは良い感じです。更にキーホルダーの個数増やして貰ったので、今まで通りの収納が可能です!!」

 

1 shell 3 piece DarkCognac #2 POCKET

2015-1-13

 

2点目はPOCKET。表革はシェルコードバン、マチや内装がブライドルで引手を黒桟という組み合わせにしています。「想像以上に入るので、これだけで何とかしようとしたくなる衝動が抑えられません!!」 気を付けていてもいつの間にか増えてしまうカード類。僕自身はPOCKETに必要最低限のカードを入れて、その他はPALMに収納しバッグの中に放り込んでいます。

 

1 shell 3 piece DarkCognac #1 HORZ

2015-1-12

 

Horween社シェルコードバンのDarkCognac1枚を使った3点仕立てです。1点目は長財布。内装はブライドルレザーのチョコで、色味の近い黒桟の茶をアクセントに入れています。構造はほぼベーシックですが、マチの有る側はカードx6に対してマチ無し側はカードx4と札x1にしているのが少し異なることろ。スーツでご使用になるのでなるべくスリムにするために、マチは薄くて強いリザードを使用。雑味をおさえるためリザードは染色して表のダークコニャックと色合わせ。「薄マチの為の切込みは、とってもいい仕事!!ありがたいです。」 センターにはお決まりのHorweenスタンプを配置しています。

 

靴の靴ベラ

2015-1-10

 

お客様の靴の写真をイラスト化して革に転写。それを靴べらにしました。他の人と被ることがない完全なワンショットアイテムです。

 

馬蹄 クロコ黒桟ライニング

2015-1-8

 

顎下の斑が変化する部分をセンター取り。当然ながら1頭から一箇所しか取れませんが非常に迫力のある馬蹄です。黒桟革で裏張りしておりコインが気持ち良く滑り降りてきます。「斑、きれいです、、クロコダイルが感じられ、大満足です!受け口に黒桟革が使われていてコインが詰まることなく滑り降りてきて使いやすいです。」 機能性もデザインも他にはない馬蹄になっていると思います。ご注文ありがとうございました。

 

CLIP Elephant

2015-1-6

 

独特の皺とシボを有し、極めて強靭な象革。ヘタをするともっさりした冴えないアイテムになってしまいますが、繊細な仕立てや素材の組み合わせによりその魅力は非常に大きなものとなります。今回はライトグレーの象革にロイヤルブルーの糸を通し、裏張りはネイビー。内装は焦げ茶のブライドルで金の金具を効かせました。使い込んでブライドルレザーのブルームが取れる頃には、表の象革も摩擦によりシボの頂点が輝きを帯び更にその魅力を増しているはずです。高円寺SAFARIさん(3号店)に現物が置いてあるので良かったら手に取ってみてください。エレファントは非常に魅力的な素材なので今年は色々と作ってみたいと思っています。

 

初縫い

2015-1-5

 

昨日マルシン靴店さんで行った初縫い。人前で縫うのはちょっと緊張して、気恥ずかしいような感じでしたが、靴ベラ、コインケース、カードケースなど色々なアイテムに針糸を通しました。これからこんなものが欲しいというリクエストがあったり、過去に納品させて頂いたお客様と初めてお会いしたり、革や製作の話を延々としたり。とても楽しい時間を過ごさせていただきました。ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。

 

あけましておめでとうございます

2015-1-3

 

お正月を如何お過ごしでしょうか。僕は近所に初詣に出かけたくらいで、あとは料理したりどうでもいいテレビを見たり酒を飲んだりでゴロゴロしてました。なんにもしないって贅沢ですね。でもちょっと落ち着かない。性格ですね。というわけで今日からボチボチ始動します。明日1/4は宇都宮ユニオン通りのマルシン靴店さんで実演をさせて頂きます。お近くの方は散歩がてら遊びに来てくださいね。今年もよろしくお願い致します。

 

A year in a moment, a moment in a year

2014-12-31

 

年明けから縫いまくり一瞬で過ぎ去った2014年。その中の瞬間瞬間では自分に負けないモノ作りを心がけてきました。それをお客様が汲んでくださった部分はかなりあったかなと。昨年もだいぶ技術向上したつもりでしたが今年はそれ以上。やればやるほど自分自身が際限の無いモノづくりの魅力に引き込まれていきました。それと同時に感じていたことは、自分の幸せとお客様の幸せがかなり純粋に一致するとういこと。その時の自分の最大値から更にもう一歩踏み込んだ努力を重ねることで、ご満足が得られて技術の幅が広がり次の仕事にも繋がっていったように思います。手間のかかる手縫い製品ですが、気に入って長くお使い頂くことで価格を大きく上回るバリューを提供出来ると考えています。製作したモノがお客様の日々の生活に少しでも潤いをもたらしたら作り手としては嬉しい限り。ご興味のある方は是非お問い合わせ下さいませ。当サイトをご覧頂いている皆様、今年も一年間、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。

The year 2014 sewing on went so rapidly like a moment. In a every moment I made a effort to make bettter product. Many of my customers felt it. Last year I made progress in technique but much more this year. The more I make product, the more attarctive making product become. At the same time I noticed my happiness coincide with the happpiness of my customers. The effort over my limit made customers true satisfaction and lead to the next order. Though hand sewing product cost heavy, long year satisfactory usage brings you much more value than price. If my products make your everyday life more heart filling, that is my pleasure. Please contact me if any interest. Thank you so much to everyone visiting my site. I look forward to your continued good will in the coming year.

 

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