three2four

 

日常の出来事など含めて気ままに綴っています

 

黒桟xコードバン 時計ベルト

2013-06-29

 

私物の腕時計用に黒桟革とコードバンで製作しました。時計やバックルの金属光沢と黒桟の漆やコードバンの輝きが上品なコンビネーションとなっています。

 

1st design 1st owner

2013-06-26

 

three2fourの1stオリジナルデザインで、ジャパンレザーアワードにエントリーした思い入れのあるアイテム。初めてのオーナー様は、なんと近県から会いに来てくださった方です。一緒にランチしながら革や作品をお見せして選んで頂きました。国産の水染コードバンは繊細さが特徴で、中でも内装のポイントに使用している茶色は釉薬で仕上げたタイルのような美しさがあります。表革、内装はそれぞれ蝋引きの黒、ナチュラルです。独自設計の機能性に加え国産水染めコードバンの素晴らしさを存分に堪能して下さい。

 

超整理手帳カバー

2013-06-25

 

革問屋さんからのご紹介で知り合ったデザイナーさん。超整理手帳を愛用されており、既製品のカバーでは満足できないとのことでオーダー頂きました。 都内に寄った折に打ち合わせをしたのですが、そこは流石デザイナーさんです!!ご自分で原寸の設計図面をお持ち頂きました。そこから一緒に問屋さんで革選び。ここまで仕様が確定していると製作もスムーズです。

 

M PROJECT

2013-06-13

 

「Mさんがオーダーして来てないってところをちゃんと考えろ」と20年来の友人に以前言われました。彼とは忌憚なく色々言い合える仲なのでダメ出しもハッキリしてますが、モノ好きなのでたまに会って飲むと色んな意見をくれるのです。が、とうとうMさんからオーダーを頂きました。Mさんのブログ記事はコチラ。以前は僕にとって向こうの世界の存在だったMさん。オーダーありがとうございます!

 

蝋引コードバンのタンカーブーツ

2013-06-12

 

僕の地元である宇都宮ユニオン通りのマルシン靴店さんに依頼して、宮城興業さんでタンカーブーツを作って頂きました。twitterでお洒落な方々がカンターブーツの写真をアップしていてカッコイイなと思っていたためです。ちょっと違うのは水や汚れへの耐性が高い蝋引コードバンを使っているところ。雨の日はコードバン靴を履かないのが普通ですが、これからの梅雨時もガンガン履いて実験してみようと思います。

 

世界初の漆ロシアンアイテム

2013-06-03

 

ただでさえ貴重なロシアンカーフに、なんと黒桟革の製作者である坂本さんが漆加工をして下さった超絶素材、漆ロシアン。見た目がかっこイイところがとても気に入ってます。ZinRyuさんのご好意でその一部を切出し、熊コードバンとのコンビでタグを製作してバッグのオプションとしました。小さいですがとてつもなく濃厚なアイテムです。

 

ようやく、です

2013-06-02

 

トートバッグ製作が初めてだったことに加えて、モジュール化開発、フリンジのでない縫製終端の8本編ロープ、buried seamなどのアイディアを入れ込んだため設計から練習を経て完成までに相当な労力を要しました。また、素材はZinRyuさん開発の熊コードバンやベイカーブライドル、金具はシルバー925とこれもまたこだわり抜いた仕様。道のりが長くて、とにかく疲れましたがスペシャルなモノに仕上がったと思います。ZinRyuさんのご好意で特別なオプションも追加していますが、これはまた後日、オーダー主様が受け取ってから公開したいと思います。

 

ロシアンカーフのオーダー会

2013-05-27

 

それ本当?という様な話ですが、ZinRyuさんMさんSAFARI(田島)さんshoesaholicさんシャイナーKENさんはじめ関係各位のご尽力により、高円寺の名店SAFARIさんにてロシアンカーフのオーダー会をさせて頂くことになりました。モノづくりが繋いでくれた出会いに改めて感謝です。たまたまZinRyuさんと出会ったことから幻のロシアンカーフを用いた財布をスクルージさんに製作させて頂くことになり、製作の過程では僕自身がモノの存在感に引き込まれていきました。僕の制作コンセプトは最大機能の最小化、具体的な指標は機能・デザイン・耐久性ですが、それを超えたところで心に刺さるものという新たな指標が加わることになったのです。three2fourの起点となったロシアンアイテムのオーダー会。月並みですが喜んで貰えるもの目指し製作したいと思います。

 

モジュール化

2013-05-26

 

トートバッグの製作。zinryuさん開発の熊コードバンとベイカーブライドルのコンビです。今回のアイディアはモジュール化。リングやホックなどの接続仕様を決めておきパーツ毎に製作していきます。使い手は各部仕様を選択することができ、制作上もパーツ毎に集中出来るというメリットがあります。ロープ仕様の持ち手をこれから製作予定です。

 

CLIP without coin Russian x Horween

2013-05-19

 

オーダーから2ヶ月余り。随分お待ちいただきましたが、手放すのが惜しいようなモノに仕上がりました。美しい筆記体フォントでオーナー様専用刻印をおこして名入れをしています。表革は幻のロシアンカーフ一枚革、内装はシェルコードバンの中でも希少なウィスキーカラーを贅沢に使用。革の質感、匂いやエージングを存分に楽しんで下さい。

 

DogTag 4 leaf embeded

2013-05-18

 

近所の公園にクローバー狩りに。娘に教えてもらった秘密の場所で四つ葉のクローバー探しです。これを木工用ボンドで革の床面に閉じ込める。押し花は色あせますが、この方法だと色持ちがイイようです。オーダー主様は普段からtwitterで交流のある絵描きさん。表面には僕からオーダー主様へのエールを刻印しました。

 

BRAID bible by Bruce #2

2013-05-13

 

人は自分の肌が優れたものであることを認識して以来、動物の皮を活用しようとして来た。これが革の起源であり文明の始まりである。そんなフレーズから始まるまえがき。人は太古の昔から皮を鞣し生活の中でより便利に利用するために様々な工夫を重ねて来た。人類が無知から教養、教養から芸術と遷移する過程は革と関連付けることが出来るというのです。こうして編んでいるロープも人類の進歩の過程で生み出されたものということですね。僕も少し工夫を加えたいなと思います。

 

buried seam

2013-05-09

 

熊コードバン2枚使用のトートバッグ製作です。コードバン2枚で製作すると真ん中で縫い合わることになるため、バッグの底面中央に出っ張りが出来てしまいます。やはり底はフラットにしたいので底面となる中央部はベイカーのブライドルを使用することに。このとき問題になるのが縫い目です。バッグ底面の縫い目が摩擦にさらされるので擦り切れやすい。そこで革に溝を掘って縫製した上で、さらに革の可塑性を利用して縫い目を革に埋め込むことにしました(写真右手前)。このburied seam、埋もれた縫い目がバッグの耐久性をアップしてくれることと思います。

 

漆 meets トナカイ

2013-05-07

 

漆ロシアン。zinryuさんから送られてきた新たな素材です。コイツはとりあえず、かっこイイ!色気あるロシアンカーフに漆の輝きがプラスされて精悍な印象になっています。しかも、200年前の革に漆を塗ることで耐久性を向上するという非常に合理的な理由によるもの。ロシアのトナカイと日本の漆が出会い新素材になるというストーリーも楽しい。開発したzinryuさんのページはコチラ。最初はなんでロシアンに漆を塗るのかなとピンと来てませんでしたが、いやー、、、参りました。

 

keep the shape

2013-04-30

 

初めて完成に至った長財布。黒桟革とコードバンの組み合わせで、コインケースのパートナーとなる長財布を製作しました。リクエストはスーツのシルエットを崩さないこと。極力構造をシンプルにして薄型しつつ、素材感を活かしたアイテムに。シンプルな構造かつ黒一色ですが、極上素材を組み合わせ表情豊かでオトナ感たっぷりなアイテムになりました。

 

名作にトライ

2013-04-25

 

モノ好きな人が行き着くコインケースが馬蹄型。そしてルヴァンキャトルではないでしょうか。(ルヴァンキャトルは24番地。エルメス本店の住所らしいです)一枚革を折り返して留め具を付けただけのコインケース。しかし、閉じたときはコンパクトで手に馴染む形状、開いたときは一枚革にコインが乗っているだけなのでコインの出し入れに窮屈感が全くありません。革小物としてこれ程までに完成されたパターンはないと思わせる名作ですね。コレ考えた人スゴイなぁ。

 

BRAID bible by Bruce #1

2013-04-23

 

Bruce Grant著のLEATHER BRAIDING。著者の長年の研究〜ヨーロッパ、南米、メキシカン、バスクの羊飼い、カウボーイに至るまで〜から役に立つモノをピックアップしており初版はなんと1950年。現在でも革編みのバイブル的な書籍です。古いのと専門性故にわからない単語も多いですが平易な英語で書かれているので基本的に読みやすい。まえがきのThe Romance of LEATHER BRAIDINGには興味深いことも書いてあるので今後触れてみようと思います。

 

生きていたときの形

2013-04-18

 

グレージングしたニシキヘビの革。クセがありますが模様も輝きも美しくて結構好きな革です。ウロコが細かく模様も美しい背中の部分を折り曲げ部に使用。デザイン的には背中の模様を全面的に配置したいところではありますが、それをすると折り曲げ部でウロコが立ってしまい、使用につれてウロコが剥がれてきます。生きていた時の形状を考慮して使用するのがいいんですね。

 

クロムエクセル バーガンディー

2013-04-17

 

クロムエクセルの中でもとりわけ僕が好きな色がバーガンディー。とにかく重たい色で最初に見たときは何だコレは!と思いました。一枚革の状態で見ると色の濃淡が物凄いのです。braidのブレス作ってみましたが、モノに仕立てると色の濃淡が薄まり葡萄の皮みたいな色になります。海外の革は自己主張が強くて面白いですね。

 

ロシアンカーフ第7弾 馬蹄型コインケース

2013-04-12

 

three2four初の馬蹄型はロシアンxウィスキーコードバンのコンビです。とは言っても何冊か本を読んで知識を得た上で試作を重ねてからの本作。難易度が高く作り手にとってはなかなかタフなアイテムです。馬蹄の美しさを改めて考えて、曲線や曲面を強調して作ってみました。起源は諸説あるようですが馬蹄は西洋で魔除け、幸運のお守りと信じられているそうです。因みに日本では明治以前、馬にワラジを履かせていたそうな。時代劇でそんなのあったかなぁ。

 

ロシアンカーフ第6弾 キーホルダー

2013-04-06

 

小物の中の小物ですが。お守りの意味を込めて裏には四つ葉のクローバーの刻印をあしらっています。四つの葉はそれぞれFaith/Hope/Love/Luckyを示すそうです。四つ目の葉っぱが幸運を意味し、見つけた人には幸運が訪れるそうです。因みに、多葉クローバーの世界記録はなんと56葉で長年に渡り多葉株を交配して作り出したものだそうです。ロシアンシリーズはまだつづく。

 

ロシアンカーフ第5弾 時計ベルト

2013-04-03

 

スタンダードなウォッチバンドは、美しく見える黄金比が決まっているようで基本のプロポーションに従って製作しました。革小物は小さいものほど技術がそのまま現れるため、仕立てが難しいと言われています。このアイテムはその代表格。立体感を出しつつ滑らかな曲面を構成するには革漉きの精度が必要となるのでなかなか繊細な作業になりました。他にも様々なタイプの時計ベルトがあるので、色々な良革で様々なタイプを製作してみたいと思います。ロシアンシリーズはまだつづく。

 

え、本当??その2

2013-04-01

 

香港APLF素材展に出品したノートカバーLOFのレポートを坂本商店様から頂きました。以下抜粋。 ノートカバーは特に大好評でした!黒桟革での製作サンプル、というかたちで展示させてもらっていたのですが、「これは売っているのか?」「とても美しい!このまま買って帰りたい」と多くの方が手にされて興味を持たれていました。作品と一緒に置いていたお名刺もほぼ無くなってしまいました。
このノートカバーは細部に渡り計算された設計でとても使い勝手が良いと思いますので(評判もとても良いです)黒桟革と共に推薦したいです。という嬉しい申し出まで。やってみるもんですね。黒桟革は世界にアピール出来る革だと思うのでお役に立てて良かったです。

 

え、本当??

2013-03-31

 

なんと「Mのブツ欲日記」でthree2fourを紹介して頂きました。記事はコチラ。タイトルはMさんから事前連絡を頂いた時に思わず出た言葉です。趣味で始めた創作がまさかMさんのブログに登場することになるなんて想像だにしないことでした。何事もやってみるもんですね。因みに「Mのブツ欲日記」は独自の視点、切り口で様々なアイテムを紹介しているファッションブログ。個人ブログながら月間ページビュー35万、ユニークユーザ3万を誇る人気サイトです。これだけ多くの方が見ているサイトなので、また新たな人との出会い、そこから面白いモノが生まれるかもしれません。Mさん、ご紹介ありがとうございました。

 

黒 x 黒 は 黒以上

2013-03-27

 

漆黒の黒桟革とコードバンの輝きの掛け合わせ。これはLOFでも使っているお気に入りの組み合わせで、黒一色ながらも表情豊かなアイテムになります。オーダー主はピアニストの方の旦那さん。某会社の社長さんなんですが、僕と趣味・趣向がやけに似ています、、、。パンを焼くのに凝ってみたり、釣りとかレザークラフトとか。今度四国に旅行に行かれるそうですが、年を取ったら四国でのんびり暮らしたいという考えまで一緒。うーん、機会があれば今度釣りにでも行きましょう。

 

日本一を世界一に昇華!?衝撃の熊コードバン

2013-03-25

 

コードバンと一口に言ってもタンナーによって別物と言える程の違いがあります。僕のザックリした印象ですが、海外タンナー(Horweenです)のモノはオイルたっぷりで色気があり、しなやかで重量がある。国内タンナーのモノは日本人らしくタンパクながら繊細さとコシがあり軽量。自己主張の海外、控えめな日本の文化をそのまま現しているよう。僕が気に入って使っているのは某国内タンナーのもの。メジャーではないですが非常に繊細で美しく、革問屋さんに国内No.1とまで言わせる革です。この革の繊細さと軽さをキープしながらも、しなやかさと色気を加えたのが熊コードバン。コレは凄いです。開発したzinryuさんのページはコチラ。同じ素材がここまで変わるものかと驚かされました。

 

ピアニストのペンケース #2 inner exchangable

2013-03-24

 

緑にゴールドを効かせて欲しいというリクエストから始まったペンケース製作。ゴールド金具にデザインだけでなく機能的な意味も持たせたいと思い内装を脱着式にしました。内装を金具のみで固定し脱着式にしておくことで、アイテムの基本設計は流用しつつも、使う人の持ち物に応じた仕立てが可能という、作り手と使い手の双方にhappyなペンケースになりました。収納物が多く仮縫い時よりだいぶサイズアップしています。

 

ピアニストのペンケース #1 仮縫い

2013-03-21

 

ピアニストの方からペンケースのオーダーを頂きました。カラーリングは王道。緑革にゴールド金具を効かせて焦げ茶で引き締める。色革にゴールドを効かせるのは非常にバランスの良いカラーリングで赤やオレンジでもいい雰囲気になります。でもディテールが上がりきっていないことからやり直しさせてもらうことにしました。SKさん、かなりお待たせした上にワガママに付き合わせてスミマセン。もう少々お待ちくださいませ。

 

友人の帰還

2013-03-20

 

1年間の富士山麓での修行を終えて、イケメン自衛隊員が宇都宮に帰還します。朝からお茶をたてたりするような素敵男子(?)でモノに対するコダワリもある彼にオーダー頂いていたのはA6のノートカバー。彼らしいミニマルな仕様ですがベルトクリップを付けているのが一味違うところ。愛用のノートとペンをお借りしてベストなサイズに設計しました。週末久しぶりに会うのが楽しみです。

 

ロシアンカーフ製品リメイク第4弾

2013-03-16

 

今回のオーダーは表革にロシアンカーフ、内装は全てBaker社特注ブライドルレザーを使用したカード入れです。GAZIANO & GIRLINGやG.J. Cleverleyのアウトソールで使われる革にさらに蜜蝋主体WAXに1年漬けたレア革です。ハニカム構造をカード入れに使えないか考えて試行錯誤していたらこの構造になったのですが、風琴マチと呼ぶそうです。通常のマチは内側に折り込んでありますが、コレは幅一杯までポケットとして活用できます。また、マチとポケットが一体化したような構造なのでムダがない。逆に構造物が多いため厚みが出ること、縫製箇所が多くて製作に時間がかかることなどの弱点があります。しかし使用性においてはカードの一覧性、出し入れのしやすさ、容量およびその自由度などの利点が大きくカードを分類して入れたい場合には有用な構造と考えています。

 

私物modify

2013-03-12

 

長年愛用しているBRIEFINGのバッグ。付属のキーホルダーを革で作り直してちょっとグレードアップしました。黒のコードバンに赤糸を通してBRIEFINGカラーに。頑丈で使い易く基本的にいいバッグなんだけど、ナイロンの端の始末が甘くて数年間使用した後にほつれてきました。固めるのは限界があるのでパイピングしないとダメってことですね。僕が購入したのはかなり昔なのでもしかしたら今は改善されているのかも、、。生地が擦り切れるまで使っても、糸がほつれてこないヨシダはやはりスゴイです。

 

キーホルダー2案

2013-03-10

 

友人からのオーダーで製作したキーホルダー、男性用と女性用に2案考えてみました。男性用はスナップとリングを付けたシンプルなもの。小さいながらも革の表情、手縫いのステッチ、コバの処理を楽しめるようにデザインしています。女性用はバッグに入れる想定でリングのみ。革を重ねてコバの断面に多層の色を出し、曲面に仕上げています。Mさん、いつもありがとう。

 

Dr.Color

2013-03-07

 

マーチンの8ホールを履いてデニムのヒップポケットからこの財布を出して支払いをしている人がいることに気付いたら、見ず知らずの人なのにそれどこで手に入れたんですか?と聞きたい衝動に駆られるファッション好きがかなりの確率で発生すると思われるアイテム。服好きな友人からのオーダーです。最近思ったけど彼はトラファルガーに似ている。

 

2FACE4RIGHT-両面右利き

2013-03-05

 

友人の先輩の方から頂いたオーダー。折り畳みタイプではなく2室で十分とのことで極めてシンプルな構造。紙幣は収納時に見えない程度に、カードは出しやすいようにカットしています。表も裏返しても右上が空いていて右手で取り出しやすい形。コーナーは革を2枚重ねてヘタりにくくにしています。革の元の厚さは2mm以上でそれを3枚重ねるので、そのままでは無骨なテイストになります。今回はビジネスシーンも考慮してスマートに仕上げるために内部は革を薄く漉いており、平面的ながらも膨らみのある仕上げにしています。

 

札入れ、ロシアンカーフxホーウィン

2013-03-02

 

昨年末から設計検討を続けてきた札入れが完成しました。素材はロシアンカーフとHorwee社シェルコードバンのコンビです。マネークリップに上下開き、カードは並列収納で仕切り縫製なしと変わった作りになっていますが、使い易さ、薄さ、カード落下防止の観点などからこの構造に。ロシアンシリーズはこの後も続き、新たなアイテムを製作していく予定です。

 

ロシアンカーフ、ダイヤの違い

2013-02-28

 

同じロシアンカーフと言っても左と右では型押ししているダイヤの大きさが異なります。どちらも元は製品ですが左はメモパッド、右はノートカバーだったもの。また、ノートカバーに栞としてついていたロシアンカーフには殆どダイヤが見られなかった。grain層の浮き具合もパーツによってまちまち。全体を見てみたいなぁ。

 

TRUMP special cubic #3 総ホーウィン+Stamp

2013-02-26

 

内装は全てホーウィン社シェルコードバンを使用しています。しっとりした手触りと独特の香りが心地良い。元々オイルたっぷりの革なので柔らかな布で乾拭きメンテすればキレイに色艶が深くなり愛着も増していくことと思います。そして、ホーウィンスタンプ。1枚の革に1つ押されるこのスタンプが財布を開けるとお目見えするという、モノ好きには堪らない隠し仕様が入っています。到着まで今しばらくお待ちくださいませ。

 

TRUMP special cubic #2 左利き設計

2013-02-25

 

冷蔵庫や洗濯機などは左or右開きなどありますが、右利き、もしくは左利き用の財布というのはあまり見かけません。既製品では生産効率の面から難しいのだと思いますが、個人製作なら問題ありませんし別設計とした方が使い勝手を追求できます。と思いこれまでアイテム設計してきましたが、実は初めてのオーダー。お待ちしてましたよ、左利きの方を!!

 

TRUMP special cubic #1 ロシアンカーフ

2013-02-24

 

特別な仕様が3つ重なったTRUMPの製作。幻の革であるロシアンカーフを表革に使用し、内装は全てホーウィン社シェルコードバン。更に左利き用の設計です。革漉きは墨田革漉きさんに依頼。完璧な仕上がりな上に仕事が早いです。ロシアンカーフとコードバンを曲げ貼りして縫い合わせます。繊維のしっかりとしたロシアンカーフと、くったりとした質感のシェルコードバンは互いの長所を活かし合う良いコンビネーションだと思います。

 

緑青

2013-02-19

 

真鍮無垢の金具をエージングしました。簡易的にはエージング風の塗料を塗るというものがありますが、コレは本当に酸化させており長年使い込んだものと同じ状態です。ニッケルも酸化実験を行いましたが、サビが付くだけで魅力が増すわけではありませんでした。真鍮あるいはシルバー(925)はエージングしていく革との相性を考えるとやはり魅力的です。

 

香港、本作

2013-02-16

 

試作を重ねてやっと完成したノートカバーLOF。設計自体もかなり練り上げましたが、今回は設計のためにstudyした内容もざっくり資料化したのでかなり時間がかかりました。その分、僕自身の経験やstudyが詰まったものになったと思います。しかしこのアイテムが完成したのも香港素材展という目標があったからこそ。あらためて製作の機会を下さった坂本商店様に心よりお礼を申し上げます。

 

コインは殆ど銅だった

2013-02-08

 

真鍮(brass)ってなんだろう?と調べてみたら5円玉の材料なんですね。黄銅とも呼ばれる合金で銅65%:亜鉛35%。10円玉は青銅(銅95%:錫2%:亜鉛3%)、50円と100円は白銅(銅75%:ニッケル25%)、500円は洋白(銅72%:亜鉛20%:ニッケル8%)。こうしてみると成分の大部分は銅。ニッケルが入ると銀色になるらしい。1円は純アルミで重量は1g、因みに製造コストは3円だそうです。10円はなぜ青銅なのか?錆びると緑青(ろくしょう)が生じて青緑色になるからで、大仏とか自由の女神とかの色です。レザークラフトでも真鍮の金具は多いんですが、新品はピカピカしすぎてどうも使い辛い。ベランダにでも雨ざらしでしばらく放置してみます。

 

記念品

2013-02-06

 

先日魚の写真をイラスト化したのですが、これは凸版をおこして革に転写するという実験的アイディアの準備でした。革に印刷を施しているのは見たことがあるけど、写真を刻印で転写しているのは見たことがなかった。キレイな写真を、刻印という凹凸だけのプアな表現に敢えて落とし込むことになりますが、経年変化も楽しめて面白いのではと考えたのです。実験結果は、大失敗、、、残念。凹凸が細かすぎ、浅すぎるため刻印は不可能。相当にザックリしたイラストにうまく落とし込まないと使い物にならないことが分かりました。でも凸版そのものはカッコイイので自分の記念品としてとっておこうと思います。

 

Study目次

2013-01-30

 

ノートカバーLOF設計資料の目次(←ここをクリック)だけを取り敢えず立ててみました。、、、が、ちゃんと書こうとするとすごいボリュームになってしまいそう。。詳しい内容は文献に任せてポイントだけに割り切らないといけないですね。

 

技術のデジタル化

2013-01-29

 

僕の趣味はフライフィッシング。釣った魚の写真をイラスト化してみました。befunkyというサイトで簡単に作れます。他にも雰囲気のある写真を取れるInstagramやイラスト化が出来る漫画カメラなど、簡単に使えて楽しめるものは数多い。以前は素人が手を出せないプロの世界だった技術もいったんデジタル化されると恐ろしいスピードで無料もしくは低価格化して広く普及します。デジタル化することや元となるアイディア・技術は社会的に非常に有意義である一方で、デジタル化ができない高度な技術は付加価値をキープする。いずれにしても新しいものを生み出す工夫は変わらず価値があるのだと思います。

 

香港にむけて

2013-01-27

 

3月に開催される香港素材展に向けて試作したのは、昨年からずっと焼き直したいと思っていたノートカバー。替え芯や付箋などを入れる小物入れは取り外し出来るようにしています。他のアイテムもそうなんですがstudyした内容をまとめたいと思っていてなかなか出来ていない。。。このアイテムは運用と合わせて意味が出てくるものなので、この機会にやっておこうと思います。

 

風琴マチ、というらしい

2013-01-24

 

ハニカム構造をカード入れに使えないか考えて試行錯誤していたらこの構造になりました。あとから知ったのですが風琴マチと呼ばれているらしい。左のはハニカム構造ですね。、、いや、一列しかないからそう呼ばないのか、、? 呼び名は兎も角、革の折り返しと切り込みで風琴マチを作ると並列化や段差をつけることも自由自在。通常のマチは内側に折り込んでありますが、コレは幅一杯までポケットとして活用できます。また、マチとポケットが一体化したような構造なのでムダがない。かなり縫製箇所が多くて製作に時間がかかりますが、一覧性、出し入れのしやすさ、容量およびその自由度からなかなか便利そう。

 

200年の眠りから、、 #5 目覚め

2013-01-13

 

コーナーを丸く落としコバ(革の切断面)に処理を施して完成です。失われた幻の素材が現代の至高の素材に出会い、新設計のもと生まれ変わりました。機能追求したシンプルなデザインはもとより、モノの放つオーラというか色気が堪らないアイテムです。革の厚みを変えながら曲げ貼りの事前練習を行い、失敗できないプレッシャーの中で裁断、接着、菱目打ち(穴あけ)などを行うのは消耗しながらもワクワクする作業でした。完成に近づくにつれてこのアイテムと別れる寂しさも湧いてきましたが、オーナーと共に新たな歴史を刻んでくれることと思います。p.s. 製作の機会をくれたzinryuさん、スクルージさん、Thank you!! <#1> <#2> <#3> <#4>

 

200年の眠りから、、 #4 再生

2013-01-12

 

ついに糸と針を通していきます。まず中央の曲げ部から。ここは一番摩擦のかかる箇所なので5〜10年後に糸が擦り切れたとき張り替えが出来るよう独立して縫製。使用するのは4分割したシニュー(撚っていない割ける糸)で、細めの糸が革に沈むようしっかり引き締めながら縫っていきます。次はマネークリップのパーツ縫い付け。フラットなので比較的縫いすすめ易い箇所。最後はコインケース。ケース容量最大化とシンプルな外観のために、表革まで含めて立体縫製していくため最も手間のかかる場所です。このような箇所を縫うときに大切なことは、体の正面に縫い目を持ってくること。そのために僕が使用しているのは高さ調整の幅が広いカウンターチェアとホビーバイスです。バイスは角度調整や回転が自由に行えるので、パーツが沢山ぶら下がった状態でも縫いたい箇所を正面にキープでき小物を縫うには最適です。 <#1> <#2> <#3>

 

200年の眠りから、、 #3 失われた幻 × 現代の至高

2013-01-10

 

アイテムに仕立てる上で十分な強度を確保するため、ロシアンカーフにホーウィン社シェルコードバンを裏貼りします。とにかく失敗出来ないので単純な作業もなかなか手が進まないですが、まずは同じ幅で切出し。床面(革の裏)はそれぞれ処理が必要で、ロシアンカーフはサンドブロックを軽くかけてフラットな接着面を確保。コードバンは中央の折り曲げ部にかけて0.8mm程度までなだらかに薄くして、曲げジワが寄りにくくします。次は中央の折り曲げ部の菱目打ち。まず表革のみ(接着後に再度同じ箇所から穴を開けることで裏革の穴位置のズレを防ぐため)そして最大の山場は曲げ貼り。接着面が広いため普通に接着剤を塗っていると、その間にどんどん乾いてきてしまいます。これを防ぐ方法は158通り。革を湿らせて接着剤を塗るor接着剤を水で薄めるのいずれか。今回は革を湿らせて、接着剤を全面に一気に塗り切る。手早く革と革の端を合わせていき、中央部は表革を少し曲げながら貼り付け。当然の帰結として裏貼りした革の方が短くなります。カパカパした印象のロシアンカーフがしっかりとした表パーツに生まれ変わりました。すでに雰囲気でまくりで、凄まじく色気のあるアイテムになりそう。 <#1> <#2>

 

200年の眠りから、、 #2 re-salvage

2013-01-09

 

遂に幻のロシアンカーフ製品の解体です。沈没船から引き上げられたロシアンカーフを今度は製品から回収する作業。まずはコーナー金具の取り外し。日本ではコーナー金具をつけたカード入れはあまり見ないですが、海外の製作者によるアイテムなので感覚の違いを感じます。コレを一つずつ広げて取り外し、内側から糸を一目一目カット。そして内装のヌメ革を慎重に引き剥がします。上下の辺はしっかりと接着されており製作者のクセが分かります。彼はどんな思いでこのアイテムを作っていたのだろうか。ミシン縫いなので表のロシアンカーフに残った糸は引っ張るとスルスルと取れて、糸クズを取り除いて素材の回収はダメージなく無事完了しました。ふぅー。 <#1>

 

カード並列収納の薄型マネークリップ その2

2013-01-05

 

薄型化のアイディアは、重なりを減らすためマネークリップを外に出す、札押さえを切り込みで代用するでした。が、、、双方ともしっくりこない。マネークリップを外に出すアイディアは薄さを象徴するデザインになるかと思っていたのですが縫製の位置関係上外に出しきれないし、出したとしても紙幣が少し外にはみ出したり金具によるポケット(衣服)へのダメージが懸念されます。また、札押さえは留める力が弱く安定感が足りません。1stバージョンを追求したほうが良さそうです。。。

 

あけましておめでとうございます

2013-01-04

 

偶然始めたレザークラフト。気が付けば50点余りのアイテム製作、オリジナルパターン開発、HP立ち上げして人との繋がりも増えていました。自分の創造性を刺激してくれたモノづくりとの出会いに感謝です。今年は技術向上と共に、まだ世の中にない機能・デザインのアイテムを創出していきたいと思います。今年もよろしくお願いします。

 

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